セビージャがCBマルコンの放出を視野に? ケガ絶えず加入後2年間で公式戦通算21試合出場にとどまる
セビージャは、ブラジル人CBマルコンの放出を視野に入れているようだ。29日、スペイン紙『マルカ』が報じている。 2022年夏に、ジエゴ・カルロス(現アストン・ヴィラ)の後釜としてガラタサライからセビージャに加入したマルコンだが、ここまでの2年間で出場した公式戦通算試合数はわずか『21』に。ケガが絶えず、すでに5度以上の戦線離脱を繰り返してきた。そして『マルカ』によると、26日に行われたアル・イテハドとのプレシーズマッチに出場した同選手は、29日のトレーニングを右大腿四頭筋の浮腫のため、欠席したとのこと。幸いにも程度の大きなものではないが、同紙は「セビージャでのプレシーズンは3度目となるが、最初の頃と何も変わっていない」と苦言を呈している。 そんなマルコンに対して、セビージャ上層部は放出を視野に入れているようだ。『マルカ』は、残りの契約期間(2027年夏まで)とそれに応じた未払いの年俸があるだけに簡単ではないとしつつも、ビクトル・オルタSD(スポーツディレクター)は今夏に解決策を探さなければならない選手のひとりだと理解していると指摘した。 また、同ポジションの戦力強化を図りたいセビージャだが、現在の財政状況では、高給取りかつ貢献度の低いマルコンとタンギ・ニアンズの出口を見つけない限りは、新たな選手を獲得することが難しいという。すでに始動しているチームにおいては、ネマニャ・グデリ(ボランチ)やキケ・サラス(左サイドバック・3バックの左センターバック)を代役として起用するなど、新シーズンから指揮を取るガルシア・ピミエンタ監督も試行錯誤を強いられている。 クラブ側は契約解除などの手段も検討したものの、勝訴となったジョリス・ニャンヨンのケースとは異なることもあり、踏み切るには至らず。このままでは、3年連続で負傷者リストに入ったマルコンを抱えながら、シーズンインする可能性もありそうだ。
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