【巨人】山口オーナーが「松井秀喜監督」に言及 イチロー対談でゴジラが発したシグナル
巨人の山口寿一オーナー(67)が7日に都内のホテルで行われた「時事通信グループ新年互礼会」に出席。リーグ連覇、そして日本一奪取に向けた2025年シーズンに期待を寄せた中、球団内にも「監督待望論」が根強く残るOB・松井秀喜氏(50=ヤンキースGM特別アドバイザー)についての思いも激白した。 日本一奪回は絶対目標だ。阿部慎之助監督(45)が指揮官に就任した昨季は4年ぶりにリーグ制覇したものの、CSファイナルステージでDeNAに敗退。日本シリーズ進出を果たせず、山口オーナーは「とにかく去年達成できなかったことを達成しないといけない年。ペナントレースに勝って、日本シリーズに出て、日本一になるというところまで達成しないと本当の喜びはこないということが分かりましたからね」と号令をかけた。 【写真】親子鷹のように並ぶ長嶋茂雄氏と松井秀喜 現場に常勝復活を求める一方、球団が長らく抱えているのが一度も実現していない〝松井監督〟の誕生だ。 以前から待望論が絶えない松井氏は、5日に放送されたBS―TBSの特別番組「イチローVS松井秀喜~今だから話せる本音対談」に出演。60歳を迎えるまでの10年間のうちに「長嶋さん(終身名誉監督)が喜ぶことはしたいな、と。そこが一番かな。長嶋さんに一番愛情を注いでもらってお世話になったわけだし、長嶋さんが元気なうちに(自らの)元気な姿を見せたいという気持ちはありますね」と告白した。 思わぬ注目発言に、山口オーナーも「そういうこと(現場復帰)を言ってくれてんのかなと私は受け止めてはいますけれども」と笑みを浮かべ「松井秀喜は長嶋さんにはすごく大きな恩があると思っているんだと思うんですよ。メジャーに行ってからも長嶋さんがずいぶん気にかけていてね。親子みたいなものでしょうからね。それは喜ばせてあげたいって本当に思ってるんだと思うんですよね。その気持ちはわかる気がしますよね」と語った。 松井氏は昨春のキャンプで臨時コーチに就任。巨人復帰について明言を避けてきたが、初めて自ら〝シグナル〟を送った格好でもある。山口オーナーは「(将来的な監督就任は)そういうふうになるといいですよね。ただ、今は阿部監督に頑張ってもらいますから」と語るにとどめたが…。いよいよ〝ゴジラ復帰〟が加速していくのか。
東スポWEB