アーノルドの確保、エンドリッキのレンタル移籍…レアル・マドリーが今冬に取るべき6つの行動
CBの代役と契約せよ
レアル・マドリーは、今シーズン、最終ラインを揺るがすようなケガの危機に備えることが出来なかった。まずはカルバハル、次にミリトンの突然の膝の負傷を防げなかったのである。さらに、昨夏、とりわけクラブのキャプテンであるナチョが退団した後、ロス・ブランコスは誰かひとり、ベテランDFを獲得することができたのではないかという意見が一部にあった。 そして、代わりとなる選手が補強されなかった後、レアル・マドリーは解決策を求めて右往左往している。アントニオ・リュディガーは予想通り堅実なプレーを見せているが、彼の隣には、さまざまな選択肢が交代で起用されている。ラウール・アセンシオは時々素晴らしいプレーを見せるが、アンチェロッティ監督はこのアカデミー出身の選手を大きな試合に起用したがらないようだ。オーレリアン・チュアメニ(彼については後述する)も守備での安定感に欠ける(もともと彼はDFではない)。さらに、ダヴィド・アラバが、まだ重傷から回復できておらず、チーム内には、すぐに代わりになれる選手がいない。 そのため、残された唯一の選択肢は、他のチームからの選択肢を探ることである。レヴァークーゼンのヨナタン・ターが取りざたされているが、彼との短期契約は難しいかもしれない。ボーンマスのディーン・ハイセンも話題になったが、まだ経験不足だろう。いずれにせよ、ロス・ブランコスは何か行動を起こす必要がある。
エンドリッキをレンタル移籍させよ
エンドリッキの鳴り物入りの加入は失敗してはいないが、成功したとも言えない。同じポジションでプレーすることが明らかだったエンバペが加入するというのに、10代の選手に多額のカネを費やすことは、一見奇妙な決定に思えた。成長するのに痛みは避けられないことだが、実際にそれを経験するためには少なくともいくらかの出場時間が必要だった。 それにもかかわらず、エンドリッキは限られた時間しか出場できず、輝かしい潜在能力をちらつかせることしかできていない。確かに一人前のサッカー選手ではあるが、今のレアル・マドリーは彼が成長する場所ではない。 では、どう対処するか? ここでの合理的な行動は、理にかなったレンタル移籍で、この10代の選手がプレッシャーなくサッカーができる場所を見つけることである。つまり、中位チームへのレンタル移籍がよさそうだ。ストライカーと若いエネルギーの注入を真に必要としているチームとしては、現在ラ・リーガで14位に位置し、ヘスス・ナバスが離脱中のセビージャが賢明な選択となるかもしれない。海外を見渡すと、ブライトンや、チャンピオンズリーグでサプライズを見せたブレストのようなクラブも良いかもしれない。 どちらにしても、残留争いを避け、出場時間が保証される限り、このブラジル代表選手は次の6か月間、レアル・マドリーを離れるべきである。これは、おそらくすべての関係者にとって唯一の選択肢だ。