上半期(1‐6月)の上場企業の「早期退職」 5,364人で年間1万人ペース、黒字企業が約6割
市場区分別 36社中25社が東証プライム
「早期・希望退職募集」が判明した上場企業36社の市場区分は、東証プライムが最多の25社で、全体の約7割(構成比69.4%)を占めた。 次いで、東証グロースの6社(同16.6%)、東証スタンダードの5社(同13.8%)と続く。 市場区分別の募集人数は、東証プライムが5,205人と9割以上(構成比97.0%)を占めた。
損益別 募集人数は黒字企業が9割超
「早期・希望退職募集」の判明時の直近通期最終損益(単体)は、黒字が21社(構成比58.3%)、赤字が15社(同41.6%)だった。 黒字企業の募集人数は5,126人で、募集人数の9割以上(同95.5%)を占めた。黒字企業21社のうち、19社が東証プライム上場だった。 赤字企業15社の募集人数は238人だった。赤字企業は、東証プライムが7社、グロースが5社、東証スタンダード3社。 赤字企業の業種別は、電気機器と情報・通信業が各4社、サービス業が3社、食料品、機械、卸売業、金属製品が各1社で続く。