【J2天王山でドロー。悲願のJ1復帰に王手をかけた清水の今(1)】「途中から出てきた選手がスイッチを入れてくれた」と乾も絶賛。鬼門の国立で勝点1を取れた理由とリスク
最終盤を迎えている2024年J2。今季はここまで清水エスパルスと横浜FCの上位2強がリーグをけん引しており、彼らがそのまま自動昇格を手にしそうな気配が強まっている。 ■【画像】J2チームが5万5598人を集めた! オレンジ一色の国立競技場の「まさかの光景」■ それをより確実にするためにも、9月28日の直接対決では両者ともに勝利がほしかった。特に東京・国立競技場に5万5000人超の大観衆を集めたホームの清水としては、昨年12月2日のJ1昇格プレーオフ決勝・東京ヴェルディ戦の苦い記憶を払拭する必要がある。あと一歩でJ1切符を逃した秋葉忠宏監督、乾貴士、高橋祐治ら当時を知る面々は特別な闘志を抱いて、大一番に向かったはずだ。 彼らにとって横浜FCはまさに難敵。5月18日のニッパツ三ツ沢球技場でのアウェー戦は0-2で完敗を喫している。 「前回対戦ではなすすべもなく0-2で負けた」と矢島慎也も話していたが、その時よりチーム力や完成度は確実に上がっている。清水は8月10日のザスパクサツ群馬戦から7戦無敗で、直近3連勝。9月18日の徳島ヴォルティス、22日の藤枝MYFC戦は先制を許しながらもしぶとく逆転勝ちしている。 「間違いなく我慢強く、したたかに勝負強くなってきている」と秋葉監督も語気を強めていたが、目に見える成長を宿敵相手に示す必要があった。
■「いい方向に転がってくれた」と話すリスクのかけ方
この日の清水は4-2-3-1をベースにしつつ、守備時は3-4-2-1の相手に合わせ、右MF西澤健太が下がって5バック気味になって守るという柔軟な戦い方を見せた。案の定、横浜FCはサイド攻撃を多用してきたが、彼らは粘り強い守りで応戦。前半を0-0で折り返した。 そして後半。清水はルーカス・ブラガに代えてカルリーニョス・ジュニオを投入し、攻撃のギアアップを図ったが、後半11分に相手の左ウイングバック・中野嘉大のクロスから高橋利樹に打点の高いヘッドをお見舞いされ、クロスバーの跳ね返りをジョアン・パウロに押し込まれてしまう。この失点で清水の選手たちには10カ月前の国立の悪夢が脳裏をかすめたのではないか。 それでも秋葉監督は3枚替えを実行。途中出場の矢島、宮本航汰らが値千金の同点弾をもぎ取る。それが後半29分の出来事。最終ラインの原輝綺がドリブルで強引に持ち上がり、カルリーニョス・ジュニオに預け、矢島にボールが渡ると、彼は巧みな突破から折り返した。次の瞬間、後方にいたはずの原がゴール前に侵入。GK市川暉記と交錯し、こぼれ球に宮本が飛び込む形になったのだ。 「ああなったら近くのコミュニケーションで剥がすか、個で剥がすかっていうしかないんで、そこはもう博打じゃないですけど、リスクはつきもの。それがいい方向に転がってくれたんで、よかったなと思います」と長い距離を走った原も前向きに語ったが、彼らが意表を突くプレーを見せたからこそ、同点に追いついたのだろう。 このまま清水は1-1でドロー。勝ち点を72に上乗せし、首位をキープすることに成功したのだ。
【関連記事】
- ■(この記事の続きを読む)【J2天王山でドロー。悲願のJ1復帰に王手をかけた清水の今(2)】「去年の経験はトラウマ。今も危機感しかない」と原は慎重姿勢。最後まで油断や気の緩みを許さない清水の成長とは
- ■「奥さん美人すぎる」「めちゃくちゃ可愛い」J1川崎MF橘田健人の祝福に駆け付けた「美人妻」にファンざわめく!「奥様めっちゃキレイなお方ですね…!」と注目集まる【人気記事】
- ■「身長差がいい感じ」川口春奈と三笘薫の「肩くっつけショット」が大反響!「え!かわいい!かっこいい!最高」「この絵最強過ぎる」とファン興奮【人気記事】
- ■「奥さん美人すぎる」J2清水DF高橋祐治の「元AKB48メンバー妻」がスタジアム来場で大反響!「Jリーガの奥さん綺麗過ぎてビビるシリーズ」などファン驚き
- ■「ほんまに綺麗すぎる…」「無双の美しさ」アーセナルMFの世界的美人妻の「ユニフォームワンピ姿」が話題に! 「勝利の女神」と称えられた衝撃的投稿