今季0勝の悔しさ胸に 蝉川泰果は「ビッグマウスと言われても…」
プロとしてシーズンフル参戦2年目を1勝もできずに終えた蝉川泰果は、2025年シーズンへ決意をにじませた。「来年はとにかく優勝すること。『まずは予選通過をして、いい位置で…』とかじゃなく、全試合、本当に優勝を狙って。ビッグマウスと言われても、曲げないように貫き通して、終わった時に満足できる結果なのか振り返れたら」と自らを鼓舞するように言った。 【画像】蝉川泰果 2年前のショット 3日に都内で開催された契約メーカーのイベント「CLUB PING presents ファン感謝DAY 2024」に参加。11月に発表した結婚を花束でお祝いされて照れながら、ドラコンのコーナーで本領発揮。弾道計測器でボール初速80.5m/s、トータル飛距離333.7ydという圧巻の数値をマークして、永野竜太郎と大岩龍一に完勝しファンを沸かせた。 シーズン初戦だった1月のPGAツアー「ソニーオープン」は4位で最終日を迎えて、30位フィニッシュ。国内ツアーのトップ10は2勝を含み11試合を数えた昨季から6試合に減り、賞金ランキングも2位から19位へ。「自分らしく楽しみながら真剣に戦うという姿をお見せできなかった」という反省も、思うような結果を残せなかったことに端を発している。 パターの変更を示唆するなど早くも来季に向けて考え始めているが、「オフはほとんどなさそう」とも話す。国内開幕までの海外スポット参戦は今季同様に積極的にトライしたい意向もある。「少ないオフでもしっかりトレーニングを積んでいきたい」。2日前にシーズンを終えたばかりでも、モチベーションがあふれていた。(編集部・亀山泰宏)