7歳の少女に欲情し、いたずらしただけじゃない…《文京区小2女児殺害事件》22歳・薬物中毒男の「卑劣すぎる犯行手口」(1954年の事件)
用を足し終わり何気に振り向くと、便所の個室でお尻を少し出している鏡子ちゃんの姿が目に入った。彼女は戸を閉め切るのを怖がっており、戸を開けて用を足すのが癖になっていた。そんな鏡子ちゃんに坂牧は欲情、近づきいたずらをすると、彼女が声を上げて泣き出した。そのため鏡子ちゃんの下着を剥ぎ取り口に無理やり詰め込んだうえで暴行。持っていたハンカチで首を絞め殺害する。その後、ハンカチをトイレに流し逃走。それが排水管に残っていることなどは考えもしなかった。 強姦殺人罪で起訴された坂巻に、事件から1年後の1955年4月15日、東京地裁は死刑判決を下す。控訴・上告は棄却され、1956年10月25日に最高裁が刑を確定。8ヶ月後の1957年6月22日、宮城刑務所にして絞首刑が執行された。最期の言葉は「お先にっ!」だったという(享年22)。
のちの社会に与えた影響とは?
事件を受け、国会は1954年6月、それまで懲役3年以下だった覚醒剤の所持・使用の罰則を懲役5年以下に変更する法案を成立(2024年10月現在は懲役10年以下)。 一方、事件翌月の同年5月、東京都教育庁は都内の小中学校宛てに6項目の「新管理方針」を示した。 ■学校長は男女のトイレを別にせよ。 ■トイレの個室は必ず戸を閉めるように学童に注意せよ。 ■来賓と学童のトイレを別にせよ。 ■授業のない教職員は小使とともに校内を巡視せよ。 ■外来者の出入りには、必ず教職員、小使が見られる通路を通るようにせよ。 ■学校の垣根や柵を厳重にし、無闇に外来者が出入りできないようにせよ。 都内に通達された指針はそのまま全国に広がり、現在ではほぼ全ての公立小中学校のトイレが男女別に分けられている。
鉄人ノンフィクション編集部/Webオリジナル(外部転載)
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