レアルでの通算出場数は350を超えた 34歳の超万能DFナチョは来季もレアルに必要な戦力か
クラブとの契約は今季まで
センターバックに負傷者が相次ぐ中、レアル・マドリードでは今季も34歳のベテランDFナチョ・フェルナンデスが懸命に穴を埋めてきた。 長くレアルを支えてきたナチョは、キャリアの中で1番手DFとなったことはない。しかし、重要なバックアッパーとして最終ラインの全ポジションをカバーしてきた。2010年代前半から現在に至るまで、レアルの成功にナチョは欠かせない。 ただ、クラブとの契約は今季までだ。昨夏も去就が話題を集めたが、今夏も注目されるだろう。今季もエデル・ミリトン、ダビド・アラバが長期離脱する中で奮闘してきたが、リーグ戦で2枚もレッドカードを受けてしまうなど、マイナスとなるプレイもあった。 現在のレアルはリールの若きDFレニー・ヨロ獲得にも関心を示しており、今季は守備的MFを本職とするオーレリアン・チュアメニをセンターバックに回せることも分かった。アントニオ・リュディガーは絶対的な守備の柱であり、そこにミリトン、アラバが復帰すればナチョの序列がさらに下がるのは間違いない。 レアルでの通算出場数350試合を越えた大ベテランは来季もレアルで出番を得られるのか。今夏は決断のタイミングとなるかもしれない。
構成/ザ・ワールド編集部