GA4×サチコ×Looker Studioで可視化! 現場で使われる“ダッシュボード”の作り方
ディメンションとは、文字列で保存するデータのことで、URL、日付、クエリなどが該当する。指標は、表示回数、クリック数など数値化・集計されたデータのことである。独自のディメンションと指標を組み合わせることで、グラフ化、集計が行える。複数のディメンションを組み合わせたクロス集計も可能だ。
・図版の注釈リンク: チュートリアル: 新しいレポートを作成する - Looker Studioのヘルプ
たとえば、次図のように、記事IDからLP(Landing Page)のURLをパターンに分けてグループ化する。さらに、商品や製品を含むクエリ、含まないクエリなど、クエリをグループ化して分析する。これにより、指名検索を獲得しているLPグループを特定したり、LPグループ・クエリグループごとのインプレッション数の差などを分析したりできるようになる。「ページ数が多いサイトほど、分類してまとめるのが有効」と郡山氏は述べる。
□ <関数を使う> 計算フィールドでLPやクエリを分類するには、「関数を使う方法がおすすめ」と郡山氏は話す。
┌────────── CASE関数、IF関数を使えばページを分類できます。また、COUNT関数を使ってクエリ数のカウントが可能です。 このページはどのくらいのクエリから流入しているのか、新しいLPのクエリが既存のLPと重複していないか、あるいは新しいクエリを獲得できているのかといったことがすぐにわかります。記述例として、シンプルなものと正規表現を使ったものを3つほど紹介します(郡山氏) └──────────
CASE WHEN Landing Page = 'https://example.com/' THEN 'トップ' WHEN Landing Page IN ('https://example.com/columns/') THEN '記事ページ' WHEN Landing Page IN ('https://example.com/site') THEN 'サイト概要' END 「完全に一致する」「含む」条件で定義できるので、比較的簡単に設計することが可能です。