吉田麻也 W杯“ベスト8の壁”を破るためには…前回大会を回顧「ターンオーバーしても疲労が蓄積してた」
前日本代表主将のDF吉田麻也(36)が4日深夜放送のテレビ東京「FOOT×BRAIN」(土曜深夜0・25)に出演。日本代表がW杯で“ベスト8の壁”を破るために必要なことについて持論を展開する場面があった。 【写真あり】長友佑都“アニキ” 後輩の快挙を豪華食事会で祝福 メンバーも超豪華!「ALL LEGEND!」の反響 番組では吉田がMCの俳優・勝村政信と対談。今の森保ジャパンをどう感じるか?と問われ「兎にも角にも代表は強いです。よくない所を見つけるのが難しい状況。ただ、これが2年後のW杯まで続くという補償はない。その中でチームも選手も成長していかなければならないと思っています」と答えた。 勝村が「最強、最強って昔も最強と言われてきたじゃないですか?今は本当に最強ですよね」と話すと、吉田は「過去最強のチームにずっとなるのは正しい成長のプロセスだと思うんで、それはいいと思うんですよね。だから今が最強であるべきだし、それが日本サッカーの成長だと思ってます」とコメントした。 話題が日本代表がW杯で破れない“ベスト8の壁”になると、自身も出場した過去2大会(18年ロシア大会、22年カタール大会)を振り返り「(ベスト8は)いけましたね。両方とも出てるんで分かります」とポツリ。なぜ決勝トーナメント1回戦を突破できなかったのかについて聞かれると「僕がPKを外したからですかね…」と苦笑い。前回カタール大会、クロアチア戦のPK戦での失敗を悔しがった。 そして、今後“ベスト8の壁”を破るためには「チームとしてボールを保持する時間を長くしたいですね」と持論を展開。「ドイツとスペインに勝ちはしたんですけど、ほとんど主導権を握られて守備を固めてなんとかカウンターでっていう形だった。あれって自分たちがボールを持つ時間が長ければ長いほど試合って楽になってくる。だからその時間を1秒でも1分でも長くしていけば、余力を残して次のステージで戦える」と説明した。 さらに「僕が覚えているのはロシアW杯の時のベルギー戦は結構みんなが疲労困憊だった。そういうのもあってカタールW杯の時は3試合目でターンオーバーを使って挑んだけど、それでも疲労が蓄積されていた」と回顧。「よく強豪のチーム、スペインとかブラジルとかアルゼンチンとかって最初の方はアレッ!なんか仕上がってないなって感じがするじゃないですか。ああいう余力がある戦いができれば、もう一個上のステージへいけるんじゃないかなと。ボール保持の時間を長くすることが大事ですね」と主張した。 この発言に勝村は同調。「日本は最初から100%で戦おうとするじゃないですか。でも海外の選手は、いいのコレでみたいな。優勝からの逆算なんですよね。勝者にしか分からないメンタリティですよね」と言及。強豪国は1次リーグ(グループリーグ)初戦から“全力”で戦わないこともあると指摘した。