【マイルCS】ジュンブロッサムいい動き 友道師は得意の良馬場を熱望
<栗東トレセン> 富士Sで重賞初制覇を決めたジュンブロッサムはCWコースを活気十分に駆け抜け、13日の最終追い切りに備えた。友道調教師は「動きはよかったね。在厩調整で前回のデキを維持できていると思う。右回りでも勝っているし、コースは問題ない。あとは天気だけだね」と全5勝を挙げる良馬場での開催を祈っていた。 アルナシームは前走の富士Sで6着も、五十嵐助手は「この前はパドックから休み明け感があった。今回はすごく良くなっているし、今が一番いいとき。使った後も体重が増えている」と上昇気配を伝える。これまで挙げた全6勝が右回りで「左回りが駄目というわけではないけど、右回りがうますぎる。条件はいい」と力を込めた。 オオバンブルマイの前走は、ペースが速くて追走に手いっぱいだった。マイルではアーリントンCを勝ち、NHKマイルCでも3着に好走しており、条件は好転するとみて良さそうだ。吉村調教師は「前走は僕の見立て違いだった。マイルになるのはプラスだし、京都の下り坂も問題ないと思う。状態はいいので、一発あってもおかしくない」と語った。 マテンロウスカイの前走、天皇賞・秋はインからしぶとく伸びて一線級を相手に5着と健闘した。中2週になるが、額田助手は「使いつつ調子が上がっていく傾向がある馬で順調。ここにきてメンタル面のコントロールもできるようになった。力を出し切れれば、いい競馬ができると思う」とうなずいた。勝てば2015年に優勝したモーリスとの父子制覇となる。 ニホンピロキーフは今年のマイラーズC3着馬。GⅠ初挑戦になるが、条件は合っている。竹内助手は「頭が高い走法になってきているので、今回はシャドーロールをつけます。乗りやすくなっていますし、相手なりに走るので、一発あっても」と期待を寄せた。