最近、ニュースでよく見る「車両火災」…明日は我が身と思ってクルマが燃える原因を知っておきましょう!「原因の1位は排気管です」
火災になる可能性はどのクルマにもある
そして最近話題になることが多いのがEVの出火で、旬というかキャッチーなだけに「EVは燃える」となりがち。ただし、日本に関してはデータなし。中国では10万台中20台というデータがあるとされる一方、アメリカではEVの出火は少ないなど、出どころがよくわからないデータがひとり歩きしている感はある。日本国内での事例も含めて、今後の公的なデータ収集に注目したいところだ。 原因はどうであれ、火災になる可能性はどのクルマにもあるといってよく、海外のように消火器の車載義務を乗用車にも適応してもいいかもしれない。ヨーロッパではギリシャなどで必須で、そのほかの国々でも推奨されている。 日本は乗員11名以上の場合に義務化されているだけで、推奨すらされていないのが現状となっている。小さいものでいいから載せておけば初期消火に使えるし、それで消えれば修理できる可能性も高まる。何もなければ燃え広がるのを見ているだけで、みすみす全焼させてしまったということにもなりかねないだけに、愛車が大切なら積んでおいてもいいのではないだろうか。
近藤暁史(KONDO Akifumi)