建築やインテリアも魅力! 韓国・ソウルで行くべき、おしゃれ本屋4
近年活字離れが進んでいるといわれているなか、好調な動きを見せているのが独立書店。韓国のソウルにも近年続々とおしゃれでユニークな独立書店がオープンしている。その魅力を探るべく、いまホットな書店のオーナーにインタビューを実施。次の韓国旅行で訪れたいのはどこ?
GRAPHIC/経理団通り(キョンリダンギル)
2022年3月にソウルの梨泰院から少し離れた経理団通りにオープンした「GRAPHIC(グラフィック)」。漫画とグラフィックブックを中心に扱う独立系書店で、入場料を支払えば、フリードリンクで本は読み放題。 オーナーいわく「漫画が好きな方のためにできた場所で、多様で優れた作品をより多くの方に触れることを目指した書店」。設計は、デザインスタジオU.LABが手掛け、中国の陶芸家とコラボレーションしたユニークな外観も魅力的。
Q. オープンしたきっかけは? 「普通の漫画喫茶と違い、デートをする時にも行きたくなるほど快適な読書空間があればいいという思いからオープンしました。次の目標は、さまざまな漫画を簡単に見ることができるアプリをリリースすることで、現在テスト中です。そのうちまもなく日本でも発表予定です」
Q. 展示やディスプレイで工夫していることは? 「人々が読みたいものを置くことが最も重要です。ただ数多くの漫画を置くよりも、良い漫画を選ぶことと表紙を魅力的に見せることが大切だと思っています。テーマ別に興味深い作品を見せることも重要で、つねにレイアウトを変えています」
Q. 『エル・デコ』読者におすすめの一冊は? 「『Women in Dior – Portraits of Elegance(ディオールをまとった女性たちーエレガンスの肖像)』をおすすめしたいです。クリスチャン ディオール美術館での展覧会にあわせて出版された書籍なのですが、クリスチャン・ディオールが現役の時の姿を若い女性の視線で描いていて、興味深く、絵も魅力的です」
住所/33 Hoenamu-ro 39-gil, Yongsan District, Seoul, South Korea