建築やインテリアも魅力! 韓国・ソウルで行くべき、おしゃれ本屋4
Q. オープンしたきっかけは? 「10年ほど前までは、ソウルには芸術専門書を取り扱う店がまったくありませんでした。 芸術に特化した本を紹介し、共有する場所が必要でした。『The Reference』が展示と連携するプログラムやアートブックトークショーなどを行うことで、若いアーティストやさまざまな業者をつなぐ役割を担っています。 毎年4~5回、本と連携した展示会を企画しており、アジア間のポップアップ展示やイベントも頻繁に行っています。 特にアーティストによるトークショー、制作ワークショップを通じて、本という媒体をさまざまな方法で見ることができる機会を提供しています」
Q. 展示やディスプレイで工夫していることは? 「現在、景福宮がある西村とソウル市立美術館の2カ所で書店を運営しています。 二つの場所を訪問する人々の好みはかなり違うため、キュレーションも展示する場所に応じてコンテンツを積極的に変えています。ソウル市立美術館にある書店では、アーティストとコラボレーションした本やグッズを見ることができます。 アーティストのキキ・スミス、写真家クー・ボンチャン、建築家ノーマン・フォスターとコラボレーションした限定アートブックやアイテムが用意されています」
Q. 『エル・デコ』読者におすすめの一冊は? 「今年7月、国際交流展示に参加する現代アーティスト、チェ・ソンイムの研究批評『집l몸l집 (家l体l集)』を推薦します。 10年間活動してきたチェ・ソンイムの芸術とその裏側を見ることができる本で、国内外の批評家7人の視線で作家の芸術世界に迫り、美術史、美学的批評を通じて作家が作る世界を理解することができます。 ちなみに7月には、『The Reference』にて、ソンイム作家の作品とアートブックを展示予定です」
住所/44 Jahamun-ro 24-gil, Jongno District, Seoul, South Korea