未来の主砲へ “しゃ”(射)程圏内 田村俊介・広島カープ 20歳の進化論 “配球読み&逆への反応” 意識
田村俊介 選手 「代打で結果が出ずに2軍に落ちてしまったときに、2軍で1打席1打席の大切さというか、1打席にどういう入り方をしないといけないかっていうのをずっと考えてあったので、3回目に上げていただいたときにスタメンで使っていただいて、なんか1打席だけじゃなくて、1打席、もし凡退してしまっても2打席目もあるっていう、ちょっと気持ちが楽になった部分があったので、それが結果につながったのかなとは自分で思っています」 まだ若手…、チャンスはそう多くはありません。その機会をものにした田村は、一気に勢いに乗ります。 右へ、左へ…、6試合連続ヒット。そのうちの2試合ではマルチ安打も放ち、その才能が開花します。 6試合 打率.444(18ー8) 9/12 一併 中安 二ゴ 9/13 中安 三振 三飛 遊ゴ 9/14 右二 9/15 中安 投安 捕邪 9/16 三振 三振 左安 二安 9/17 右二 遊ゴ 左飛 結果の裏側には、初打席とは全く異なる要素がありました。それは、打席での冷静さ。 田村俊介 選手 「自分が思っている以上に行き過ぎた部分はありましたけど、でも、あのときに次、次と気持ちがならずに落ち着いてやれたっていうのが、すごくよかったなとは思いました。メンタル的にも落ち着いて、ずっとプレーできていたので」 そして、2024年、春季キャンプを1軍で完走し、迎えたオープン戦(3月14日)、田村の真価が発揮されます。なんと2打席連続ホームラン。田村としても自信となる大きな一戦となったはずですが、実はその直前まで打撃に迷いがあったといいます。 田村俊介 選手 「そのホームランが出る前までは、なんかちょっと悩んだ部分もありました。変化球に対して当てにいってしまうというか、自分の持ち味である “しっかり振る” ってところがなんかできてないなっていう感じがあって、あの打席から割り切って、しっかりフルスイングしてみようと思って振った結果、ああいう結果になったので」
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