余ったギガ、足りないギガ。それらを取引できる冴えたやり方 #CES2025
新たなインターネット窓口になるかも? スマホでインターネットを楽しむにはデータ通信料、いわばギガが必要です。「今月もうギガが足りない…」みたいなヤツですね。 【全画像をみる】余ったギガ、足りないギガ。それらを取引できる冴えたやり方 #CES2025 ギガの確保には通信キャリアが不可欠とされていましたが、フランスの新興企業#dotがCESにて発表した小型の箱が、新たな解決策になるかもしれません。
余ったギガを匿名でやり取り
こちらは「#dot's」と呼ばれるポケットサイズのWi-Fiハブ。これを介すことで、未使用のギガを取引できるようになるんです。 例えばギガが足りない人とギガが余ってる人がいるとします。前者がギガを増やす方法は、通信キャリアから追加購入するのが一般的な方法です。ですが「#dot's」を持っていれば、ギガが余っている不特定多数の人と取引することでキャリアを介さず追加のギガを得られる、というわけですね。 このサービスの利点は3つ。キャリアに縛られないこと、キャリアを介さずギガの販売・購入が可能なこと、匿名性が高いこと。そもそも個人単位で通信料のやり取りをするという発想は、とてもイノベーティブ! Statistaの調査によると、フランス人の85%がニーズに相応しいギガを得られていないとのこと。平均消費通信料が15GBに対して、多くのプランは0.1GB未満もしくは30GB以上の通信料を課しており、足りなすぎ&余り過ぎな状況なんだそう。 自宅や会社でスマホを使う場合はWi-Fiに繋ぐのが一般的。となると必然、通信料は余ります。試しに僕の先月のギガ消費を調べてみたら、24GBほど余っていました…。もし1ギガ1ユーロなどで販売できれば、悪くないハナシなのでは…? 効率的にギガをやり取りすることで、ローカル通信における二酸化炭素排出量の削減にもつながる「#dot's」。リピーター(中継局)やプライベートなメッシュネットワークの作成などもできるみたいですよ。Wi-Fiスポットが多い都市圏では特に効果的な気がしますし、ぜひ東京にもウェルカム。 CES2025で見つけた最新AIプロダクトのトークイベント、1月23日開催 登壇者は、國本知里(Cynthialy 代表取締役)、西谷茂リチャード(ギズモード・ジャパン インターナショナル&事業開発チーフ)、小林優多郎(Tech Insider編集チーフ)。 くわしくはこちら Source: dotdot, Servicesmobiles.fr, Photo: ギズモード・ジャパン
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