疫病蔓延で崇められた「神の中の神」スサノヲの正体
須賀神社の奥宮の磐座で、奥の石がスサノヲ、手前左が奇稲田姫、右が清之湯山主三名狭漏彦八嶋篠湯山(筆者撮影)
新型コロナウイルスとの戦いは、長期戦に入った。辛抱するしかない。 人間は食物連鎖の頂点に立ったが、結局微小な生物には勝てないのであって、今回の騒動は、驕る人類への警告でもあろう。 ところで日本には、疫病を退散させてくれる有り難い神様が存在した。もっとも有名なのは、スサノヲ(素盞嗚尊、須佐之男)だ。アマテラス(天照大神)の弟で、天上界(高天原)で大暴れをして追放されたが、出雲に下って、国造りに励んだ。
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関裕二