今年の埼玉はプロ注目左腕2人が牽引! WBC優勝戦士の弟にも注目!夏を盛り上げる17人の好投手たち【埼玉注目投手リスト】
6月18日、第106回全国高等学校野球選手権埼玉大会の組み合わせ抽選会が行われる。 今年も投打ともに人材が多い。投手については140キロ超えの投手が多く、楽しみな1年になりそうだ。 【動画】大宮東の左腕・冨士大和の出どころが見にくいフォームが脅威!
県内を代表する2人の左腕!
山村学園の146キロ左腕・西川 歩投手(3年)が県内No.1左腕として評価されている。昨秋は常時130キロ台中盤、最速140キロだったが、冬場に体重を10kg増量したことでスピードが一気に伸びた。左スリークォーターから常時130キロ台後半の速球を投げ込み、最速146キロまでスピードアップ。特に右打者の内角へ投げ込むストレートは簡単に手を出せないものがあり、チェンジアップも抜けが良い。 春の県大会準決勝の花咲徳栄戦では8回まで3失点の好投を見せた。結局、逆転を許してしまったが、スカウト陣の評価は変わらず高い。夏もドラフト候補として注目だろう。 大宮東の冨士 大和投手(3年)はこの春、地区予選で敗退したが、スカウト注目の逸材だ。出どころが見にくい投球フォームから繰り出す130キロ台後半の速球は高確率で空振りが奪え、チェンジアップの精度も高い。今年の埼玉の投手では最も打ちにくいだろう。 3月の練習試合でフォームを乱して、不調に陥ったが、夏までにどれだけ改善できるか。状態が上がり、奪三振ラッシュをみせて勝ち上がれば、さらに評価が上がるはずだ。
投手王国になりつつある昌平、花咲徳栄相手に好投した熊谷商の143キロ右腕など各強豪校に好投手が!
昌平は打撃が看板で投手力が課題であったが、今年は投手陣がだいぶ整備されてきた。 ベンチ入り投手は誰もが逸材だ。エースの石井 晴翔投手(3年)は下級生から経験を積んできた投手で、130キロ台中盤の速球、120キロ台中盤のカットボールを投げ込み、打たせて取る投球を見せる。ただ春の県大会ではストレートが走らないのが気になった。夏までに改善を見せることを期待したい。 佐藤 立羽投手(3年)は右オーバーから140キロ台前半の速球、スライダーを投げ分ける。主にリリーフとして待機し、相手打線を封じる。古賀 直己投手(3年)はこの春から急成長をみせた本格派左腕。しなやかな腕の振りから常時130キロ台後半の速球を投げ込み、スライダーの切れも非常に良い。 鈴木 耀斗投手(3年)はしなやかな投球フォームから最速146キロを誇る。春の県大会、関東大会では先発、リリーフで好投し、今年の昌平では最も速いストレートを投げる右腕。リリーフ時の登板ではほとんどが140キロ超えを果たしており、簡単にミートできない威力がある。