プロジェクターの新時代、幕開けか。照明一体型がLGから登場
この発想は今までなかったか? LGから、スピーカーとフロアランプが一体化したプロジェクターのご提案です。 【全画像をみる】プロジェクターの新時代、幕開けか。照明一体型がLGから登場 「PF600U」は、「フロアランプからインスパイアされている」プロジェクターで、通常のフロアランプとして利用できるのはもちろん、映画鑑賞時の「ムード照明」としても機能するような、さまざまな色を出せるLED電球を搭載していて、真ん中の球体が目のように光る独特なデザインが特徴です。
プロジェクターの機能はがっかりかも
一番気になるのはプロジェクターとスピーカーのクオリティですが、そこは少しがっかりするかもしれません。 プロジェクターの明るさはわずか300ルーメンで、30-120インチのサイズをフルHD(1,920×1,080)の解像度で投影できます。スピーカーに関しては、2つのパッシブラジエーターによるステレオサウンドを提供しますが、シアタークオリティの音質とは言えません。本体の高さは約96センチしかないので、胸の高さから投影する程度になります。 プロジェクター機能を使う場合、ランプヘッドの側面に埋め込まれたプロジェクター部分が壁に投影できるように、ヒンジで垂直方向に回転させる必要があります。 ランプヘッドは110度まで傾けられますが、天井に映画を映したい場合は、フロアランプを膝の上にごろんと寝かせてあげないといけなそう。そもそも明るさが足りないので、テレビ代わりというよりは、寝室やバスルームなど、リビングルーム以外の場所で、第二のスクリーンとしての用途に良さそうです。 日本では2018年から発売されている、天井のシーリングライト一体型の「popin aladdin」が設置できない場所に使うとか良さそうですよね。
4K超短焦点プロジェクター「CineBeam S」も発表
さらにLGは、コンテンツを消費するためのプロジェクターとして、超単焦点のコンパクトな4Kプロジェクター「CineBeam S」も発表しました。こちらは、500 ANSIルーメンの明るさ(それでもめっちゃ明るいわけではないけど)で、フロアランプ型のプロジェクターよりも広い色域をサポートしています。異なるのは最大で100インチの画面サイズを、超近距離から壁に投影することが可能な点です。 さらにDolby Atmosをサポートし、壁のサイズや色に応じて、投影映像を自動調整する「オートスクリーンアジャストメント」機能も搭載、どんな壁でも最適な映像体験を楽しむことができるのも特徴です。 ジュースの缶サイズの小型プロジェクターは世の中にたくさん出回っていて、例えばXgimi MoGo 3やAnker Nebula Capsule Airなどがあります。これらは壁だけでなく天井にも投影できるデザインがポイントだったりしますが、今回のLGのCineBeam Sは、比較的小型でありつつも、持ち運びできるポータブルデバイスというよりは、テレビの代替として位置づけられています。壁に直接正面から設置しても投影できるところもポイントです。 これらすべてのデバイスはLGのwebOSに接続し、ストリーミングサービスにアクセス可能です。しかしながらいまのところ、LGは発売日や価格についての情報を出していません、CES 2025の中で発表されるのかもしれませんので注目したいところですね。 Source: LG
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