ドラフト指名はあるか!? 甲子園で大阪桐蔭と激闘・パナソニック右腕が152キロをマーク!【日本選手権近畿地区最終予選】
<第49回社会人野球日本選手権大会 近畿地区最終予選 代表決定戦:三菱重工West 1-0 パナソニック>◇2024年9月20日◇わかさスタジアム京都 【動画】ドラ1候補 宗山塁に1日密着!嫉妬するほど守備が上手いと思った選手とは? パナソニックが三菱重工Westに敗れ、日本選手権の連続出場が28で途切れた。 最後まで打線があと一本出なかった中で奮闘したのが先発を任された最速153キロ右腕の定本拓真。7回を投げて、5安打2四死球5奪三振で1失点と好投した。 「後ろに先輩たちがいたので、初回から飛ばして投げていました」と立ち上がりからアクセル全開。3回表には球場のスピードガンで152キロを計測した。 6回まで一度も三塁を踏ませなかったが、疲れが見え始めた7回表に二死一、二塁のピンチを招く。この場面で2ストライクから投じたカットボールを8番の石井雄也に中前適時打を打たれ、これが決勝点となった。 「ボール球を投げるつもりだったんですけど、ちょっと内に入ってしまって、バットに届いてしまいました。ストレートでいっておけば、間違いなく失点はしていなかったと思うので、ちょっと欲が出たというか、気持ちの余裕から変化球でいってしまったというのはあります」と自らの配球を悔やんだ。 定本は三重高で3年春に甲子園で4強入り。準決勝では大阪桐蔭と延長12回の激闘を演じた。 関西大でも主力投手として活躍したが、4年秋のリーグ戦を前に右膝を負傷。プロ志望届は提出せずに社会人野球に進んだ。 ドラフト解禁となった2年目の今年は主にリリーフとしてフル回転。この試合で先発でも活躍できることを証明した。 「僕の中で手応えはないですけど、何があるかわからないので、ちょっとの可能性を信じてドラフト会議まで頑張ろうかなと思います」と話した定本。ドラフト会議での指名はあるだろうか。