横浜・山根陸、ルヴァン杯ニューヒーロー賞に笑顔 将来的なA代表入りにも意欲「ずっと目指している場所」
Jリーグは25日、今季ルヴァン杯の「ニューヒーロー賞」を発表し、横浜F・マリノスのMF山根陸（21）が選ばれた。同クラブから選出されるのは13年のMF斎藤学（34、現J3沼津）、18年のFW遠藤渓太（26、現FC東京）以来、3人目。同日、神奈川県横須賀市内のクラブハウスで表彰式が行われ、賞金50万円、ヤマザキビスケット社製品1年分、クリスタルオーナメントが贈呈された。 横浜のホープが勲章を手にした。山根は「びっくりして自分でいいのかなと思った。うれしいと同時に驚きもある」と控えめに喜びつつ「チームメートや監督を含めたクラブスタッフ、ファン、サポーター、スポンサー、マリノスに関わる全ての方に感謝したい」と笑顔を見せた。 チームはアジア・チャンピオンズリーグ・エリート（ACLE）出場のため、準々決勝から登場で、山根は準決勝も含めて3試合に出場。8強入りクラブの同賞世代の中で唯一、先発に名を連ね、準々決勝ではフル出場するなど存在感を発揮していた。 歴代受賞者にはMF長谷部誠、MF原口元気ら代表経験者が並ぶ。「光栄だし、そういった方々が名を連ねている賞を獲れてうれしい」と山根。昨年5月にはU―20日本代表としてU―20W杯に出場しており、将来的なA代表入りも見据える。 「ずっと目指している場所。ここからが大事。上を目指すためにもっと成長が必要」 チームは27日に天皇杯準決勝・G大阪戦（パナソニックスタジアム吹田）を控えており、今季残された唯一のタイトルだ。「そこに懸ける思いは強い」と短い言葉に力を込めた。
