水原一平容疑者保釈「大谷選手らに謝罪したい」
ドジャース・大谷翔平選手の口座から約24億5000万円を不正に送金したとして銀行詐欺の疑いで訴追された元通訳の水原一平容疑者が日本時間13日朝、ロサンゼルス市内の裁判所に出廷し、その後、保釈されました。水原容疑者が出廷したロサンゼルスの連邦地裁前から岡田光弘記者の報告です。 水原容疑者の弁護士は当初、保釈後にこの場所で水原容疑者を伴って記者会見を予定していましたが、急きょキャンセルしました。 出廷した際の水原容疑者の服装は上下黒のスーツに白いシャツ、ノーネクタイで、足は拘束された状態でした。落ち着いた様子で弁護士から話をうなずきながら聞いていた一方で、多くの報道陣が詰めかけた傍聴席の方には視線を送りませんでした。 水原容疑者の保釈に向けては、条件として、日本円で約380万円の保釈金を支払うことや、被害者である大谷選手とは接触禁止が求められています。また、ギャンブルの禁止やギャンブル依存症を克服するためのプログラムへの参加、パスポートの返納なども求められました。水原容疑者側は保釈金を納付するとともに、いずれの条件も承諾しました。 水原容疑者の弁護士は声明を出し、水原容疑者が保釈されたことを明らかにした上、水原容疑者は「大谷選手やドジャース、自らの家族に謝罪したいと願っている。ギャンブル依存症の治療も希望している」としています。 水原容疑者への罪状認否は来月9日に改めて行われる予定です。