富士フイルムの動画機能強化型カメラ「X-M5」がデビュー
ソニーVLOGCAM ZV-E10 IIのライバル登場、ともいえます。 すっかり高級APS-Cミラーレス路線となってしまった富士フイルムのXシリーズに、小型で、軽量で、(比較的)お安いモデルとなる「X-M5」が登場します。市場想定価格はボディ単体で13万6400円。なお前モデルとなるX-M1は店頭予想価格は7万5000円前後でした。1ドル100円くらいだった2013年デビューだったとはいえ、為替のヤロウ...。 【全画像をみる】富士フイルムの動画機能強化型カメラ「X-M5」がデビュー というかX-M系って11年も後継機がなかったのか...。 現行モデルのなかでは最軽量となる約307g(本体のみ)。決して大きいとはいえないXマウントの台座がここまで大きく見える約111.9×38×66.6mmのコンパクトサイズ。小型ミラーレスが欲しい皆さまの気持ちを強く揺さぶってくるボディでしょう。 X-M5は動画撮影の機能を充実させてきたのも特徴です。6.2K/30P録画が可能で電子手ブレ補正機能つき。横位置で構えながら縦動画の撮影が可能。動画トラッキングAFも採用しました。顔認識AFから近い位置へフォーカスを切り替える商品撮影用のモードもあり、2024年現在の動画撮影市場を広い範囲でカバーする機能を盛り込んでいます。 内蔵マイクの指向性を全方位、前方、後方、前方+後方に切り替えられるのもおもしろい。インタビュー動画撮りやすそう。 動画撮影向けのX-H2S/X-H2専用冷却ファンも装着できます。この小ささでありながらガチすぎる。 EVFはありませんが、クラシカルなミラーレスが欲しいという気持ちも満たしてくれるこの1台。いいじゃないですか、いいじゃないですか。 Source: 富士フイルム
武者良太