東京都が「マッチングアプリ」開発中──20代「安心できる」 独身証明書が必須 “思わぬ出会い”AIで?【#みんなのギモン】
■登録してから結婚までのステップ
加納解説委員 「登録した後は入会するためのオンライン面談を行います。プロフィールや自己PRなどをマイページに入力し、価値観診断テストを受けると、AIがお相手を紹介してくれます。その後は実際に会って交際をしてご成婚。こうしたステップになると、都は紹介しています」 河出奈都美アナウンサー 「結構しっかりしているんですね。気になるのは、利用するのにお金がかかるのかどうかです」 加納解説委員 「料金については未定ですが、有料とすることも視野に検討しているということです」
■背景にあるのは…加速する少子化
加納解説委員 「都が独自のアプリを開発する背景にあるのは、やはり少子化の問題です。女性1人が生涯に産む子どもの数を示す合計特殊出生率が5日に発表され、東京都は去年0.99と全国で初めて1を下回りました」 「こうした現状を改善したいと、都が新たにアプリ開発に乗り出したということです。マッチングアプリについてはこんな調査もあります」
■出会いは「職場」「アプリ」が同率
加納解説委員 「明治安田生命が『いい夫婦の日』に関する調査で、去年10月の時点で1年以内に結婚した夫婦に質問しています。『出会いのきっかけは何ですか』と聞いたところ、最も多かった回答が2つあり、『職場での出会い』(25%)と同率の『マッチングアプリ』でした」 「今や4人に1人がマッチングアプリで出会う時代です」 斎藤キャスター 「意外でした。びっくりしました」 森圭介アナウンサー 「とは言えSNSでコミュニケーションをとる時代ですから、時代に沿っているのかなと思います」 鈴江アナウンサー 「周りでも『やっている』という声は割と聞きますし、身近になっていますよね」
■民間ではなく自治体が…街の声は?
加納解説委員 「マッチングアプリを民間ではなく自治体が主導で提供することに、どんな意味があるのでしょうか。11日、東京・新宿区で聞きました」 アプリ使用経験のない28歳 「安心できます。自治体が関わってくると安心できる」 アプリ使用経験のない20代 「公営でやってもらった方が、より安心感は高まるかなと。情報を入れる手間があることで、ダメな使い方をする人も減るんじゃないかなと思います」 アプリ使用経験のある29歳 「民間のものよりは安心して始められそうなイメージはありますね。500円とか1000円とか、その辺だったらいいかなと」