「NBAは4か月。僕らは2週間だ。そして2週目にはもうランニング」エムバペが“ほぼ無休”の現実を訴える「それはバケーションじゃない」
ゆっくりと過ごせる夏は、現役を引退するまで来なさそう
フランス代表FWキリアン・エムバペが、母国メディア『Canal+』のインタビューに対応。欠場が続く代表や“ほぼ無休”の現実について語った。英公共放送『BBC』などが発言を伝えている。 【画像】現地観戦する選手たちの妻、恋人、パートナーら“WAGs”を一挙紹介! 今季からレアル・マドリーでプレーするエムバペは、フランス代表の主将を務めているものの、10月と11月の活動に参加せず。10月は「コンデション面を考慮したため」とされているが、11月に関しては明確な理由が示されていない。 忠誠心を疑う声が多く上がるなか、エムバペは次のように想いを明かした。 「フランスチームは常にフットボールの最高峰であり、ナショナルチームだ。僕はいつも、これ以上重要なものはないと言ってきた。フランスチームへの愛は変わっていない。国のために尽くす、それだけだ」 間もなく26歳の誕生日を迎えるキャプテンはまた、オフの短さを主張。バスケットボールリーグの最高峰、NBAを引き合いに出し、こう訴えた。 「NBAでは4か月の休みがある。僕らは2週間だ。そして2週目にはもうランニングに戻っている。それはバケーションじゃない」 欧州の大半の選手は夏がオフシーズンになるが、来年は出場チーム数が大幅に増えたクラブ・ワールドカップが開催され、エムバペはマドリーの一員として参加予定だ。さらにその翌年には、王座奪還が懸かる北中米ワールドカップがあり、1年フル稼働が繰り返される。 ゆっくりと過ごせる夏は、現役を引退するまで来なさそうだ。 構成●サッカーダイジェストWeb編集部