スーパーフード「モリンガ」で町おこしを 粉末使ったカレー提供、優しい辛さが人気 兵庫・上郡のカフェ
栄養豊富なスーパーフードとして知られる植物モリンガで町おこしを図ろうと、兵庫県上郡町の住民らが運営する「カフェ・モリンガの里」が今秋、旧高田幼稚園跡(同町中野)から同町宿の県道沿いに移転した。通常メニューに加えて月1回、モリンガの粉末を使ったカレーの提供も始め、優しい辛さが人気を呼んでいる。 【写真】干し柿?黒糖?天然ドライフルーツのデーツとは食べてみるとその食感や味に驚き 同町高田地区の住民でつくる「交流広場『たかた』協議会」が昨年から、幼稚園跡で毎週金-日曜にカフェを運営。モリンガの粉末を練り込んだパンのサンドイッチなどのモーニングセットや、シフォンケーキなどのアフタヌーンティーセット(いずれも700円)を提供する。 町が幼稚園跡地を地元企業に売却することになったため10月下旬、県道姫路上郡線沿いにある食料品店跡に移った。 スパイシーモリンガカレー(1200円)はスタッフが考案した。モリンガの粉末をかけ、季節の野菜もたっぷり添えられている。10種類のスパイスをじっくり煮込み、口に入れるとまず甘さが、次にじわじわと優しい辛さが口いっぱいに広がる。モリンガを使ったサラダやデザートも付く。 運営する肥岡紀子さん(73)は「移転後、若いお客さんが増えた。ぜひカレーも味わってもらいたい」と話している。金、土、日の午前9時~正午と午後2~4時のみ営業。カレーは毎月第3土曜のみ販売。年末年始は休み。1月10日から営業。同店TEL0791・56・9922 (豊田 修)