良品計画が体験型宿泊施設をオープン 廃校の小学校をリノベーション
「無印良品」を展開する良品計画が、地域体験型宿泊施設「MUJI BASE OIKAWA」を10月1日にオープンする。Airbnbで宿泊予約を受け付けている。 【写真】体験型宿泊施設「MUJI BASE OIKAWA」の内観
「MUJI BASE OIKAWA」は、2023年8月にオープンした「MUJI BASE KAMOGAWA」、今年の4月にオープンした「MUJI BASE TESHIMA」に続く第3弾。廃校となった旧老川小学校をリノベーションしており、空間演出は、良品計画が展開するインテリアブランド「IDEE」が担当した。「PLAYGROUND(遊び場)」をテーマに掲げ、図工室で使われていた机やスツールをダイニングセットに、実験器具や調理道具、楽器はリメイクランプに、体育館にあったバスケットボールはアップサイクルアートにそれぞれ再利用した。 元々教室だった空間を活用し、A棟とB棟に分けて客室にリフォーム。A棟は1棟貸しのみでB棟は1棟貸しと部屋貸しの両方が可能となっており、それぞれ貸切の場合は最大10人までとしている。B棟の部屋は、room5とroom6の2部屋となっている。また、地元住民も旅行者も利用できるショップとコワーキングスペースを用意し、ショップでは無印良品の商品に加えて、地域事業者の商品や地域産品も販売する。隣接するコワーキングスペースは予約なしで利用可能だという。 共用部では、BBQレンタルスペースを利用してバーベキューやピザづくりなどを体験できるほか、2025年春からは隣接する畑での収穫体験とシェアファームの展開も予定しているという。宿泊料金は、A棟1棟貸しが5万円から、B棟1棟貸しが5万5000円から、B棟の部屋貸しが各2万円からで、人数や季節によって変動する。