【RIZIN】クレベル「アーチュレッタは三角絞めで落ちている」、次期挑戦者候補争いに「朝倉は何回タイトルマッチのチャンスあるの?」
◆『次期挑戦者決定戦』は当たり前。朝倉は何回タイトルマッチのチャンスがあるの?
試合前に妻の妊娠と、名古屋ボンサイ柔術の道場オープンとお祝いごとが続いたが、クレベルは海外修行を優先し、自身のジムのオープニングにも立ち会わず、身重の妻を残して、練習にすべてを捧げてきた。 「100%ファイターであることを忘れちゃいけない。いろいろなモチベーションがあって、ポジティブな練習で試合に向かえる。神様にありがたい気持ちです。ジムもオープンしたし、絶対に勝ちますよ」と必勝を誓う。 ATTでは、堀口恭司と同じクラスで練習するも、階級や練習相手が異なるため、「ペアにはならなかった」が、「2人で当たり前に勝ちたい。日本のRIZINトップ選手なら勝ちます。間違いないです」と揃って、海外強豪を相手に勝利するとした。 いつものように、ホベルト・サトシ、マルキーニョス、怪物くん(鈴木博昭)がセコンドにつくというクレベルにとって、目指すべきはベルト奪還だ。 4月29日のRIZINフェザー級タイトルマッチの「鈴木千裕vs.金原正徳」は、コンディションが万全ではなかった金原が、鈴木の打撃を怖れていたという。 「金原選手、(鈴木が)怖いみたいに見えた。鈴木選手のパンチが怖くて入れない。ビビッたかもしれないな。集中していなかった」と評する。 今回のクレベルvs.アーチュレッタ戦を、RIZINの榊原信行CEOは、「実質次のフェザー級の『次期挑戦者決定戦』という位置づけでもいいな」と、しながらも、「ただ」と留保をつけ、「7月末の(朝倉)未来vs.平本(蓮)も含めて、RIZINはランキング制を引いていないので、ファンが何を支持するかを考えて、次のフェザー級タイトルマッチを今年の後半戦で実現できたらと思います」と、朝倉vs.平本の試合内容次第では、挑戦者候補に上がる可能性も示唆している。 そのことについて聞かれたクレベルは、「それはよくない。朝倉、何回タイトルマッチのチャンスあるの? 何回負けてる? 榊原さん何回、手伝ってあげてるの? 榊原さんも分かっている。朝倉がチャンピオンになるのを手伝ってあげたい。でも、誰が相手でも絶対勝っていない。 朝倉も蓮も千裕に勝てない。蓮は千裕にボコボコにされた。だから、自分はそれ(朝倉vs.平本が挑戦者候補になること)は考えたくない。榊原さんも分かっている。私と千裕がやったら、私が絶対に勝ちますよ。 朝倉も蓮も2人でチケットいっぱい売る。ビジネスだろうし、簡単な道を作ってあげたいだろうけど、自分の試合が『次期挑戦者決定戦』は当たり前。変わらない。いつかは分からない。8月、9月、12月、チャンピオンをボコボコにするよ」と、コンテンダー争いは譲らないと断言する。 さらに「アーチュレッタに怪我無く勝ったら『超RIZIN.3』行きましょう。誰でも、蓮とか朝倉でも、誰でもバツ(欠場)になったら出たい。タイトルマッチに出たい。誰でもボコボコにする」──柔術の鬼神は、強豪アーチュレッタを退けて、フェザー級王座挑戦を決めるか。