大阪府松井知事定例会見9月6日(全文1)箕面グリーンロード利用税検討に意見
企業における精神障害者の雇用が進んでいない背景とは?
毎日新聞:9月から幹事社となりました毎日新聞です。毎日新聞、イシカワから最初に冒頭2問、お願いいたします。障害者雇用支援月間についてですけども、この数字を見ても分かるように、企業における精神障害者の雇用がなかなか進んでおりません。この背景について、知事はどのような事情とか課題があるというふうにお考えになりますでしょうか。 松井:やっぱり障害者の皆さんの求職の数は大幅に増加しているけれども、勤続年数が短いと。職場での障害の特性の理解が進みにくかったり、職場に定着してもらうためのサポートが十分ではないといった課題があります。そのために職場で障害の、精神障害者をサポートする方を養成する研修や、パソコンを使って障害者の日々の状態を把握するシステムの導入に取り組んでいきたいと思っています。 男性:あとすいません、最初に障害者ではなくて、精神障害者はということで。 松井:ああ、精神障害者はね。 男性:お願いします。 毎日新聞:関連してもう1問、お願いします。今回、塩野義製薬さんと損保ジャパン日本興亜さんと連携されるということですけども、今回のこの連携によってどのようなことが実現できるというふうに期待されておりますでしょうか。 松井:まず府が開催するセミナーへの講師の派遣、アクセスの良い会場の提供、関係者へのセミナーへの周知、啓発等にご協力をいただきたいと。そのことで参加者が広がり精神障害者の雇用促進につながることを期待しています。今後も公民連携を進めながら効果的な取り組みができるように検討していきたいと思います。 毎日新聞:どうもありがとうございます。幹事社は以上です。 司会:それでは次の質問、よろしくお願いいたします。
箕面グリーンロードについて今後大阪府が取りうるアクションとは?
読売新聞:読売新聞の〓マツノ 00:05:37〓です。1点目のグリーンロードの件なんですけども、率直に6月議会で、箕面市議会でこの利用税の検討委員会の設置条例が可決されたときの知事の受け止めと、あと今日、検討委員会が始まってしまうんですが、大阪府として取りうるアクションっていうのはどういうふうなものがあるというふうにお考えでしょうか。 松井:これは大阪府としては、要はハイウェイ・オーソリティ、NEXCO 西日本に箕面グリーンロードを移管すること。距離別料金にすることを目指しています。そのことによって全体の、大阪の高速道路を利用する全体の皆さんの負担軽減と、それからそのことによる経済効果が生まれるわけです。だから基本的にはNEXCO 西日本への、箕面グリーンロードへの移管できる形でなければ、われわれは了解するわけにはいきません。 だから要はNEXCO 西日本、それから国ね、箕面グリーンロードに地方の市町村税が掛かるとNEXCO 西日本との、この交渉はできなくなります。受け付けてはくれません。それはNEXCOにすると、そのエリア、その区間の道路だけは別の市の税が入って料金に影響を及ぼすわけですから。だからちょっと待ってよと。ただこれはもう市としての自主課税権もあるので、箕面市がそれを決められたときに、それをどういう対応をするか、これは検討していかなければなりませんけども、今の時点でこの利用、通行税については大阪全体の成長を考えたとき、これはちょっと、われわれとしては認められませんよということなんです。 読売新聞:もう1点、NEXCOへの移管の手続きっていうのは辛抱強く続けていく方向っていうことでよろしいですかね。 松井:NEXCO 西日本とのいろんな交渉はね、今、この箕面グリーンロードの市のこの税がなければね、うまく順調に進むと思っています。 司会:次のご質問をお願いします。