コニカミノルタ、25年3月末までに国内外で2400人削減-報道
(ブルームバーグ): コニカミノルタが、2025年3月末までに国内外で2400人の人員を削減すると日本経済新聞が4日報じた。主力のオフィス向け事務機事業の海外生産拠点や販売会社などの人員を減らすという。
報道によると、25年3月期に200億円のリストラ費用を計上するが、26年3月以降は200億円の増益要因になる。同社の連結従業員数は23年3月末時点で約4万人だった。
対象になるのは、事務機などの海外生産拠点や、各国の販売子会社などの正規社員と非正規社員。保守・点検などのサービス人員もデジタルトランスフォーメーション(DX)を進めて効率化を図るという。
コニカミノルタは足元で最終赤字が続いてきたが、同社の24年3月期(前期)の純利益は40億円と、5期ぶりに黒字転換となったもようだ。同社は中期経営計画で、事業の選択と集中や、財務基盤の強化を進めるとしていた。
報道が伝わると、同社株は一時9.2%高の544.8円を付け、2月2日以来の日中上昇率を記録した。
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Kazuyo Sawa