インターン生がフルリモートにこだわる理由は? 実際にやってみて感じた課題感も
学年の上がる4月はインターンを探す人も多い季節。コロナ化でリモートワークの仕事が増えた結果、インターンの応募でもリモートワーク希望の旨を伝える人が増えたように感じます。 【概要資料5枚】フルリモートで働いているインターン生が感じているメリット・デメリットを要約してサクッと見る 一方で、経営者はインターン生に何か教えるのには、実地に来てもらう必要があると考える人が多い印象です。中には、インターン生がサボるためにフルリモートを希望していると思っている人も。 「LIMO」はインターン生がフルリモートで働いているため、インターン生で構成されるLIMO・U23編集部はフルリモート経験者ばかりです。そこで今回は、「なぜインターン生がフルリモートを希望するのか」編集部員でディスカッションをしました。 ※編集部注:外部配信先ではハイパーリンクや図表などの画像を全部閲覧できない場合があります。その際はLIMO内でご確認ください。
経営者や人事がインターン生のフルリモートを好まない理由の考察
PC操作だとPCの画面は画面共有で可能でも、ショートカットキーなどはキーボードをみないと伝えづらいと思います。「仕事の現場を見てもらわないと、仕事は覚えられない!」みたいな固定概念がある印象を受けました。 また、相手の反応がわかりづらいのも、リモートワークが難しい理由だと思います。チャットだと「わかりました」のみで伝わっているのか不安になるし、報連相の教育も難しいかもしれないと感じています。 実際に、LIMO・U23編集部でフルリモートで働いてみて、会社員は管理が大変だろうなとも感じました。何をしているか不透明、インターンに何を任せていいかもわからない中でリモートとなると……懸念があっても仕方がないと思います。
インターン生がフルリモートにこだわる理由は?
●意見1:就活する際の参考になるから 自分がリモートワークに向いているのかどうかは経験してみないと分からないことなので、就職する前に経験しておく必要があると思います。 今の時代の企業で、リモートワーク可か不可かは重要なポイントになります。就職する前に、自分がリモートワークに適しているのかを知るためにインターン等でリモートワークの経験を積むことは就活に役立つのではないでしょうか。 ●意見2:移動時間がないぶん、スケジュールを組みやすい 就職活動を並行して行う際、移動時間などはできるだけ避けたいと感じます。最近は企業説明会や短期インターンシップもオンラインで開催する企業が増えてきました。交通費もかからず、(条件は限られますが)いつでもどこでも働けるのは、かなりメリットだと感じます。 また、株式会社学情が実施した調査によると、就職活動において、「出社かテレワークか」を意識する学生が6割超という結果が出ています。 最近は就活時にその企業がテレワークをやっているかどうか意識する学生が増えています。時間効率を重視する人が増えているので、通勤時間をカットできるテレワークの魅力が重視されてきています。 インターンシップはどうしてもその先の就活を意識するので、就活でのトレンドがインターンシップにも流れてきているのだと思います。 加えて地域格差の是正効果もあると思います。どうしても企業は首都圏に集中しているのでどこからでもできるフルリモートは地方大学の学生にとって最高の存在なのではないでしょうか。 ● 意見3:生活拠点がコロコロ変わるため 大学は秋田県、実家は東京都にあるのですが、長期休暇ごとに実家に帰るため、年の3分の2は秋田県、3分の1は東京で過ごしています。 フルリモートは私のように生活拠点の変化がある人にとってWiFiさえあればどこでも働くことができるので、助かっています。 また、私は現在アメリカへ留学中です。留学先からも働くことができていて、国境を越えても気に入ったお仕事を続けられることはフルリモートならではだと感じています。