インターン生がフルリモートにこだわる理由は? 実際にやってみて感じた課題感も
大学生が思うフルリモートのデメリット
●意見1:仕事の工夫など見ることや直接関わることで学べるチャンスが減ってしまう 自分がわからないことに対する質問は実際のやりとりでしかおこないにくいと思っています。 リモートだと雑談が発生しないので、偶然生まれるアイデアや他の人のお仕事への工夫などを聞くことができず、学びのチャンスが少ないと思っています。 チャットの文面の工夫や、自分自身で学ぼう! という姿勢は身についた気がします。 直接関係はありませんが、ゼミの卒論指導が個人間のやりとりが多いため「リモートでもいいよ」と言われています。しかし私は断然通学派です。微妙なニュアンスなどはリモートだと伝わりづらいと思っているからです。 ●意見2:フルリモートでずっと顔出ししていなければならない場合に疲れる 他社のインターンでのことですが、常に顔を見られていて態度や目線などをチェックされているのではないか、ミュートが何かの拍子に外れてしまわないかなどの不安がつきまとい、とても疲れます。 家からインターンの会場までが遠かったとしても対面のほうが疲れない気がします。 ●意見3:同僚とのコミュニケーションが取りづらく孤独を感じやすい 出社するインターンをしていた際は、休憩時間やお昼の時など社員さんと雑談をする機会が多くありました。それが無くなって少し寂しいなと感じる瞬間があります。 業務に関することについては密に連絡を取り合うことができますが、雑談のような軽いコミュニケーションの機会が少ないです。 何気ない会話からアイデアが生まれたりするのでその点は惜しいです。同期や先輩との相互コミュニケーションがやるづらくお互いの情報量が少ないと感じます。
学業と両立しやすい分、課題感もあるフルリモートインターン
LIMO・U23編集部には、留学中の人や遠方に実家がある人もいます。どこからでも働けるインターンは、学業の両立がしやすく、また通勤の疲れがない点で魅力的です。 一方で、得られる情報が減る等のデメリットを感じている学生も多い印象です。経営者などが「インターン生がフルリモートを希望するなんてとんでもない」というのもわかるような気がしました。
参考資料
・株式会社学情「「働き方の選択肢が多い企業は魅力を感じる」の声。希望の勤務スタイルは「出社を基本とし、週に数日テレワーク」が最多/2024年卒対象アンケート」(2022年8月30日)PR TIMES
LIMO・U23編集部