「ユニクロ」の永久定番名品=オックスフォードシャツのディテールを徹底解説!服好きたちに愛される理由に迫る!
ユニクロのオックスフォードシャツの ディテール解説
正統派のオックスフォードシャツを上質な普段着として着られるように、オリジナルの生地で完成させた。2000年代のモデルは生地の目が粗く、空気を含んだような厚みがあったが、2022年からは三子糸を使用してなめらかで上品さが漂うシャツに。リラックス感がありながらクリーンに見えるシルエット、着丈やそのほかのディテールもよりモダンに更新された。 【写真】ユニクロの永久定番名品「オックスフォードシャツ」の歴史、ディテール、着こなし画像をもっと見る!
64ブルーのオックスフォードシャツは、チノパンやカーゴパンツなどカジュアルパンツとも好相性。肩位置はしっかり合いつつ、リラックス感のある現代的なレギュラーシルエット。タックアウトしたときスタイリッシュに見える着丈にもこだわりが。三子糸を使用したユニクロ独自開発のオックスフォード生地。丈夫で長く着られる服であってほしいという想いから、ヨコ糸に強くてしなやかな三子糸を採用。糸の太さや仕上げは試作をくりかえして、現在のバランスに。コットン100%は初代から変わらず。
ネクタイをしたときも、ネクタイをせずに第1ボタンを開けたときも、美しくS字ロールを描くようにデザインされた襟。第1ボタンと第2ボタンの間隔も第1ボタンを外したときにちょうどいいように、生地に合わせて調整されている。脇から袖にかけての縫製は、高級シャツの仕立てで採用される折り伏せ縫い。縫い代を包んで縫う縫製方法で、肌にやさしく、洗濯をしても縫い代がほつれづらいという特徴が。快適な着用感と繰り返しての洗濯に耐えるタフさを両立。
一般的に貝ボタンのほうが高級とされているが割れやすいという弱点があり、ユニクロでは貝ボタンのようなきらめきを再現したプラスティックボタンを開発。3層の樹脂を重ね、縁を削って丸みをつけることで留め外ししやすい形状に。手首のフィット感を調整できるよう、袖口には2つのボタンが。カフスプラケットにもボタンがひとつ付き、腕まくりしたときに袖が落ちにくくしている。
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