【SGピットレポート】池田浩二が初日唯一の連勝発進に成功/ボートレース丸亀・メモリアル
ボートレース丸亀のSG「第70回ボートレースメモリアル」は28日に予選2日目が行われる。 初日は序盤こそ向い風基調だったが、5Rから追い風に変わってゼロ台の早いスリット合戦が続発。7Rでインからコンマ06で仕掛けた西山貴浩は「自分もスタートは行ったつもりだけど、コージさん(池田浩二)が早過ぎますね」と、さらにその上を行くコンマ04の快ショットを決めた池田に脱帽していた。 その池田は後半11Rもインからきっちり押し切って、初日唯一の連勝発進に成功した。初日は7、11Rの2回乗りで初戦の勝利者インタビューを受けた池田は後半レースへ向けて時間がないためソワソワしていたが、後半の後は実に上機嫌でファンの声援に応えていた。本場に足を運べば、選手の舟足変化だけでなく、表情の変化を読み取る楽しみもある。 池田以上にインパクトを残したのが3、1着の新田雄史だ。後半の3コースまくりはまさにパワーの違いで勝ちきったもので「白井英治さんとは並走になるかなと思ったけど、前に出たのでいいですね」と確かな手応えを掴んでいた。 12R「ドリーム組」では峰竜太が大整備で底上げした反面、同じく凡機の磯部誠は整備のかいなく3コースから6着大敗。「これは近年まれにみる酷さですね。もっと大きなことをしないとダメですね」と厳しい表情だった。整備で明暗が分かれたこの2人は2日目11Rで好枠に並んで再戦する。 初日11Rを走った松井繁と宮之原輝紀は、ともにセット交換をして機力底上げに成功している。現行エンジンはもう使い納めが迫っているだけに、6月の尼崎グラチャンの時のようにセット交換で大変身とまではいかないだろうが、やはり整備状況には細心の注意を払う必要がある。
マクール