「34歳独女は夢見ちゃダメなの?」結婚・妊娠・キャリア…結婚相談所に入会した女性の本音「まだ可能性がある年齢だからこそ悩む」
結婚を見据えたイケメン彼氏と破局の過去も
学生時代にあまり目立った恋愛経験もなく、社会人になってからも休日は女友達と遊んだり趣味に費やすことが多かったというミカさんだが、20代のときに一度真剣に結婚を考えた相手がいた。 「26歳の頃、職場の尊敬する32歳の先輩から『今が一番いい時期だから婚活したほうがいいよ』と強く諭されて。先輩が婚活で苦労している話をよく聞いていたので、『こんな美人でも苦戦するのか』と焦って、婚活パーティーに参加したときに出会ったのがその彼でした」 ルックスは俳優の磯山勇斗似で、身長は177㎝、年収1000万円、31歳経営者という、まさに文句なしの高スぺ男性だった。 「もう人生大逆転!勝ち組まっしぐら!みたいな気分ですよね、当時は(笑)」 しかし、そんな最高の彼とは6年間の交際を経て32歳のときに破局。いったい二人の間に何があったのか。 「原因は彼のマザコン気質ですね。彼の実家に挨拶に行った際に、なんでもお母さんにやらせる人だなって思って。ケーキについている透明のフィルムですらお母さんに剥がさせるし、洋服も休日にお母さんと一緒に買いに行ってお母さんが選んだ服しか着ない…みたいな(笑) それでも彼自身のことはめちゃくちゃ好きだったし、今でもあんなかっこいい人いないんじゃないかってぐらい顔がタイプだったので、『お義母さんと一緒に暮らさなければ大丈夫』と思っていたんですが、結婚の話を切り出しても一向にはっきりせずで。30歳を超えてから、ただただ月日が流れていくことに悶々としていました」 そんな日々の中でも、ミカさんは手に職をつけようと、日中働きながら夜間の看護専門学校に通い、看護師の資格を取得。「資格取れたし、結婚のほうはどんな感じ?」と彼に聞いたところ、再び曖昧な返答だったため、断腸の思いで交際に終止符を打った。 その後、一時は病院に勤務したミカさん。看護師としては若手の部類なため、本来ならそのままキャリアを積んでいきたいという思いはあったが、一般的にタイムリミットがあるといわれる「結婚・妊活」を優先させるため、働き方に融通の利くクリニック勤務に切り替えたという。 「もし女性が45歳まで妊娠できるってなったら、今頃、結婚相談所にも入会せずにバリバリキャリアを積んでいたんでしょうね。そう思うと、女性の35歳までっていろいろ決めなくちゃいけないライフイベントが詰まりすぎだよなって感じます」