【整体プロが指南】「眠りの質がイマイチで老け込んだ気がする…」布団の中でできる「1つの熟睡習慣」
「自力整体」とは、整体プロの技法を自分におこなう人気メソッドです。現在1万5000人が実践中。「久しぶりにぐっすり眠れた!」「10年間苦しんできた慢性痛から解放された!」「健康的にダイエットできた!」と絶賛の声が続々。「3分以内でできる悩み解決ワーク」を集めた著書『すぐできる自力整体』も好評。著者の矢上真理恵さんは、「不調のほとんどは自力整体で解消できる」と語ります。今回は『すぐできる自力整体』から熟睡に役立つ自力整体をお届けします。 監修:矢上 裕 矢上予防医学研究所所長、自力整体考案者、鍼灸師・整体治療家 (写真/榊智朗 構成/依田則子) 【この記事の画像を見る】 ● 呼吸が浅いと熟睡できない 「眠りの質がイマイチ」 「何度も目覚めてしまう」 「熟睡できず老け込んできた気がする…」 そんな状況が続くときは、興奮の神経をつかさどる交感神経が優位になり、呼吸が浅くなっているはず。さらに、腰痛など慢性痛も現れて眠れない方も多いでしょう。 私たちは、スマホの見すぎや猫背などの悪い姿勢、仕事や人間関係のストレスで、ふだん肺の前側と上側、肺の約4分の1しか使っていない人が多いのです(肺の後ろ半分と肺の下半分、肺の約4分の3は使われていない人が多い)。 つまり、つねに呼吸が浅く酸欠状態。血行不良で代謝力・排泄力も低下しているはず。 そこで熟睡におすすめなのは「うつぶせ寝の呼吸法」です。うつぶせになると肺をうまく使うことができて、深く呼吸できます。背中が解放されているため、あおむけで寝るより肺の背中側にも大きく空気が入ります。 ふだん1/4くらいしか使っていなかった肺が、100パーセント近く動かせるようになると、多くの酸素も取り入れやすくなり血流も改善。冷え、むくみ、ストレスの軽減にも役立ちます リラックスできる副交感神経が働くと、だんだん体がゆるんで興奮も鎮まり、朝までぐっすり熟睡。さらに肺の下側にも空気が入ることで腸も活発になり便通もよくなります。 ぜひ今夜からお試しください。 次ページで熟睡できる「うつぶせ寝の呼吸法」のワークを紹介しましょう。