ラグビー日本代表と対戦するイタリア代表が会見。「速さとフィットネスでどちらが優れているかの戦い」
7月21日(日)、ラグビー日本代表(世界ランキング14位)は北海道・札幌ドームで「リポビタンDチャレンジカップ2024」で、イタリア代表(同8位)を迎える。なお、両者の対戦成績は日本代表の2勝7敗で、昨年もワールドカップ直前にイタリア・トレヴィゾで対戦し、イタリア代表が42-21で勝利している。
今夏のツアーでイタリア代表は、7月5日にサモア代表(●25-33)、12日にトンガ代表(○36-14)と対戦。今週初めに来日し、東京でトレーニングを行った後、19日にメンバー発表。その後、札幌に移動する。
17日(水)、昨年の日本代表戦でハットトリックを達成したWTB(ウイング)モンティ・イオアネ、不動の司令塔SO(スタンドオフ)パオロ・ガルビージがそれぞれオンラインで取材に対応した。
イオアネはオーストラリア出身で、Hondaやパナソニックでプレー経験のあるWTBディグビー・イオアネをおじに持ち、「イタリア代表になった選択は、自分の最良のものの1つで、まったく後悔していない」。
「最初の頃はシックス・ネーションズでどこの国にも50点差つけられて負けていたが、自分も含めて若いスコッドが成長して、今は対等のゲームや勝ちにつながるゲームができるように成長している」と手応えを口にした。
イタリア代表が近年、好調である要因を聞くと「この5~6年、若い選手を取り込んでコーチ陣の指導の下、成長しているのではという感想。私は4年前からの参加だが、キアラン・クローリー(前指揮官/現・三重ホンダヒートヘッドコーチ)の頃から成長が始まり、クラブからナショナルチームへの流れが確立してきたのが、イタリア代表躍進の理由だと思う」と語った。
昨年8月に日本代表と対戦したときはハットトリックを決めたが、もちろん、アウェイでの日本代表の対戦ということで警戒を緩めない。
「日本のラグビーは速くボールを動かすラグビー。日本代表と対戦するのは難しい。かつ、戦って面白いチーム。両チームとも速さを意識したチームで、フィットネスも80分を戦い切るところが強みなので、ビッグマッチとなる。速さとフィットネスで、どちらが優れているかの大きな戦いになると感じている」。