【エイジングケア】医師に直撃! 20代・30代からやるべきエイジングケア必須心得5箇条
始め時でおすすめ成分やケアが変わる! 20代・30代別の最適効率エイジングケア
20代、30代のマキアエディター2人が、エイジングケアに精通した皮膚科医の小林智子先生に直撃取材。それぞれの肌が求める注目の美容成分やケアの心得を知って、無駄なく肌のエイジングに先手を打って。
●皮膚科専門医 小林智子先生 医学博士。アンチエイジングリサーチセンター研究員。サプリ等のブランド“Dr.Recipe”監修。 ●マキアエディター 横山由佳 30代になってから、肌や顔立ちに少しずつ変化が現れ、スキンケアの見直しを思案中。 ●マキアエディター 萩原有紀 むくみがちで丸顔の20代。日中の乾燥が気になることが増え、肌の土台を整えたいところ。
20代からやるべき攻めのケア、避けるべきケア
「パンテノールって、肌の弾力、ハリツヤにも貢献する成分なんですね」By Ohagi [萩原] エイジングなんて先のことだと思っていたのに、20代後半になって、前半より肌が乾燥しやすくなったんです。 [小林] 保湿ケアも、今後は特に肌の中で水分を蓄えられる成分を取り入れるといいですね。個人的なおすすめは、欧米では一般的なパンテノール。ちなみにオイルに頼るのは、避けた方がいいと思います。 [萩原] ストレートネックのせいか、たるみも出てきたような。 [小林] それならシワ改善でおなじみのレチノール。コラーゲンだけでなく、ヒアルロン酸も増やして表皮の厚みを出すので、私は20代後半になったら、全顔に使えるレチノールを配合したアイテムを取り入れるといいと考えています。 [萩原] 攻めのコスメを20代から使うと、肌を甘やかしませんか? [小林] 肌を“甘やかす”ということはないけれど、攻めの成分を数多く入れているものは、刺激も増えるので要注意。何種もの高機能美容液を重ねて使うことも同様です。 [萩原 周りには、顔が大きく見えるからと脂肪吸引した人もいて気になっています。 [小林] もったいない! 顔の脂肪は加齢で減るので大切にね。顔が大きく感じるのはむくみのせいかも。 夜に塩分を摂り過ぎない、外食ばかり続けないなど、生活習慣を見直してみて。ハイフのように熱で皮膚を縮める治療も、20代には無駄に肌を焦がすようなものなのですすめられません。 [萩原] ニキビに悩む20代も多いと思いますが……。 [小林] 日常的な予防は、ビタミンCと日焼け止めで。ちなみに20代のシミは顕在化していないけど、ビタミンCはその予防にも効果的なので使って損はないはず。