小学生から教えていきたい、7つの「お金」の基礎知識。お金持ちに育てたいなら必見(海外)
利息のしくみ
億万長者でベストセラー作家でもあるトニー・ロビンズ氏は子供だけでなく誰に対しても、お金に関して最初に教えるべきは複利という考え方だという。 「稼ぎだけで自由を得ることはできない」。ロビンズ氏がルイス・ハウズ氏とのポッドキャストで述べている。「だが、複利があれば自由にたどり着くことができる」。ロビンズ氏は、子供たちに豊かになる方法を教えたいのなら、彼らにお金を「管理」する方法を教える必要があると強調し、その出発点となるが複利という考え方だと主張する。 ヒント:20代の成人でさえ完全に理解するのに苦労する概念を小学生に教えるのは難しい? それなら、ひとまず単純な金利から始めるのがいいだろう。 とあるブロガーは、8歳の娘に金利のしくみを理解させる目的でひと握りのペニー硬貨を渡し、1週間にわたり毎朝「パパ銀行」に1ペニー「預ける」よう促した。そして、1日おきに自腹で1ペニーを足し、週末に金利分の4ペニーを娘に手渡した。 「娘には、銀行が彼女のお金を使わせてもらった見返りに2日に1回1ペニーをくれたので、彼女が預けた7ペニーが11ペニーになったと説明した。それが金利というものだ、と」。 続けて、複利とは単純に預けたお金に金利がつき、しかもその増えたお金にも金利がつくので、もっとたくさんお金が増えるしくみだと教えればいいだろう。そのような例示は実際の複利とは違っているが、大切なのは、子供が考え方そのものを理解することだ。
必要と欲求の違い
「必要」と「ほしい」の区別は、現代の消費中心の社会ではますます難しくなりつつあるが、それができれば将来、特に子供たちが自分でお金を稼ぎ始めてから、大きな利益が得られるだろう。 この区別を理解すれば、子供はよく考えて意識的にお金を使うようになり、将来的に浪費や借金を防ぐ習慣が身につく。 ヒント:手が出そうもない高価なナイキのシューズやスウェットシャツを子供がほしがったら、そうした基本的な物品にいくらまで出せるのか、はっきりと伝えよう。たとえば、新しい靴に50ドルまで出せるが、子供が75ドルの商品をほしがったのなら、足りない25ドルを自分で出せば買ってあげると提案すればいいと、フォス氏はアドバイスする。その際、普通の靴は「必要」に分類されるが、ほかの靴は「ほしい」に分類される理由をしっかりと説明すること。
Kathleen Elkins