小学生から教えていきたい、7つの「お金」の基礎知識。お金持ちに育てたいなら必見(海外)
デビットカードやクレジットカードのしくみ
デビットカードとクレジットカードのしくみは、子供たちにとってとても理解のしがたいものだと、マーセット氏は語る。「以前は、財布を開くと現金が入っていた。今ではカードやスマートフォンが入っていて、お金が目に見えないので、子供たちにとってはお金について学ぶのがますます難しくなっている」 マーセット氏は、カードを使うたびに銀行口座からお金が減っていると理解させることが大切だと説明する。 ヒント:親がデビットカードやクレジットカードで支払いをするとき、子供たちにPINナンバーを入力させ、その機会を利用してカードのしくみを教えよう。もっている複数のカードを見せて、デビットカードを使うとすぐに口座からお金が引かれるが、クレジットカードでは毎月の終わりに請求が来ると説明するのもいい。
クーポンのしくみ
クーポンのしくみを教えることで、意識的な支出習慣を促すことができ、彼らが成人して自分のお金を使い始めてからも、有利に働くだろう。 ヒント:クーポンの切り取りを手伝ってもらって、食品店や薬局でいっしょに使おう。クーポンで節約できることを理解させるために、割り引かれた金額分の現金を見せたり、貯金させたりするのがお勧め。
マッチング拠出の意味
マーセット氏は、幼いころからマッチング拠出の意味を教えることは可能だと主張する。そして「マッチングは優れたしくみで資産を増やすのに適していると、早いうちから頭にたたき込まれた子供たちが、のちに就職し、401(k)を開設したどうなるだろうか?」と問いかける。 ヒント:子供がお金を使う代わりに貯金すると決めたら、親もそれに合わせてお金を出そう。そうすることで、子供はこのコンセプトのしくみを理解するだろう。マッチング率は100%でも10%でもかまわない。 フォス氏は息子がのちに自動車を買うときのために貯金するたびに、その100%の額を、最大で5000ドルまで支援すると伝えた。これを通じて、彼女は将来の大きな買い物のために貯蓄するという考え方を教えると同時に、のちに就職した息子が用いるであろう401(k)のマッチング拠出制度をシミュレートしたことになる。