小学生から教えていきたい、7つの「お金」の基礎知識。お金持ちに育てたいなら必見(海外)
子どもたちのお金に関する価値観や習慣は、思った以上に早く形成される。なので、金融教育もできるだけ早めに始めたほうがいい。 【全画像をみる】小学生から教えていきたい、7つの「お金」の基礎知識。お金持ちに育てたいなら必見 そこで、幼稚園のころから子供に教えられるお金に関するレッスンと、それら基礎知識を教えるのに役立つヒントをまとめた。 これで子供たちがミリオネアになれるという保証はない。だが、これらを伝えることで、子供たちがお金に困ることはなくなるだろう。 アメリカ合衆国における2015年5月の調査では、公立高校でパーソナルファイナンスの授業を義務化している州の数は全体の半分にも満たない。 「たとえパーソナルファイナンスが教えられるとしても、高校ではすでに遅すぎる」。そう語るのは、幼い子供たちにお金のことを教える無料ツールとしてマイ・ジョブ・チャート・ドット・コム(MyJobChart.com)を立ち上げたファイナンシャルプランナーのグレッグ・マーセット氏だ。 認定ファイナンシャルプランナーで、エンピリオン・ウェルス・マネジメント(Empyrion Wealth Management)社の創業者でもあるキンバリー・フォス氏も同じ意見を持っている。「ほかのほとんどのことと同じで、お金に関する価値観、洞察、習慣なども本当に早い時期に形成される。なので、できるだけ早めに金融教育は始めたほうがいい」 以下、幼稚園のころから子供に教えられるお金に関するレッスンと、それら基礎知識を教えるのに役立つヒントをまとめた。 これで子供たちが億万長者になれるという保証はないが、幼いころからここで紹介する考え方を伝えることで、子供たちがお金に困ることはなくなるだろう。
稼ぐという考え方
お金を稼ぐという考え方は、早く導入すればするほど有利だとマーセット氏は主張する。子供たちはどこからお金が来るのかを知る必要がある。お金を得るためにはしっかりと真面目に仕事をすることが欠かせないと理解しなければならない。 ヒント:小遣い制を導入して、特定の家事をした子に毎週少しずつお金を与える。 ただし、お金の使い方について話し合わない、毎週のように決まった額を単純に手渡すなど、小遣いの渡し方を間違えると、害のほうが大きくなるので注意が必要だ。最も効果的に小遣いを渡す方法を調べて、小遣いを通じて子供たちがお金について学べる環境を整えよう。 子供たちが少し大きくなったら、バザールやガレージセールなどを通じて、自分で稼ぐことを経験させるのもいい。 フォス氏は優れた成績に対する褒美を推薦する。彼女の場合、11歳の息子が成績通知表でAをとるたびに20ドルを、Bなら10ドルを与え、Cなら10ドルを徴収する。全科目でAならボーナスを出す。この額は、各自の状況に合わせて調節すればいい。大切なのは、お金を手に入れるにはたくさんの努力が必要だと教えることだ。