小学生から教えていきたい、7つの「お金」の基礎知識。お金持ちに育てたいなら必見(海外)
貯金、寄付、支出の意味
お金は稼ぐものだということを理解した子には、稼いだお金で、貯金と寄付と支出という3つのことができると教えよう。 「稼いだものを、将来のための貯金、慈善事業や大切だと思う何かへの寄付、ほしいものや必要なものへの支出の3つのグループに分けるという考え方を教えることに成功すれば、これはのちに強い影響力を発揮する」とマーセット氏は指摘する。「これこそがまさに、パーソナルファイナンスへの入口となる」 ヒント:バザールや家事の手伝いなどをした子にお金を渡したら、それを使って何かを買うだけではなく、貯金したり分け与えたりする必要もあると説明しよう。 フォス氏は普通の雇用主がそうするように、お手伝いをした息子に、隔週で報酬を与える。そして、その10%を貯金に、10%を寄付に回すよう促す。使っていいのはその残りだ。そのため、息子にそれぞれラベルの異なる3つの封筒を渡した。彼は小遣いをもらうたびに、どの封筒にどれだけ入れるか、自分で計算する必要がある。 長期的に貯蓄する習慣を身につけさせるために、子供用の銀行口座を開設しよう。そして、定期的にお金を預けさせることで、貯蓄を習慣づける。そして彼ら自身に、お金が増えることを実感させる。 寄付に関しては、子供が関心をもつ慈善団体や活動を見つけ、毎月決まった日に寄付させるのがいいだろう。大切なのは、彼ら自身を寄付する本人にすること。 支出では、子供を買い物に連れていき、5ドルや10ドルで何が買えるかを見せてあげよう。そして、お金はすぐに使う必要はなく、待てば将来もっと貯金が増えていると説明する。ただし、買うか買わないかの最終決断は子供にさせること。 買い物へは、子供たちに自分のお金を持っていかせることが大切だと、フォス氏は強調する。「自分でお金を持ってくるよう指示する。親がやりがちな大きなミスのひとつは、子供にものを買うよう促しながら、あとで支払えばいいと教えること。これはダメ。本当に買うべきかよく考えさせることで、将来的に衝動買いの欲求がコントロールできるようになる」