【NBA Rakuten解説者インタビュー】落合知也さん「八村選手の活躍は同じ日本人として誇らしい」
3x3は世界で戦える競技
――3x3のパリオリンピック予選が5月3日から始まりますが、今の心境や手応えは? 落合:昨日も代表の選考合宿がありました。まだメンバーが分からない状況の中で(その後、落合選手はメンバー入り)、セルビアの世界一のクラブチームとフランス代表を召集して、世界トップクラスの2チームと練習試合をさせてもらってすごくいい手応えを感じています。 まだ本戦出場を決まってないので、タフなトーナメントになりますが、まずはその切符を取らなければいけません。ただ、本戦出場を決めたら、メダルを獲る可能性は間違いなくあると思います。東京オリンピックでは2勝して、準々決勝では最終的に金メダルを獲得したラトビア相手に21-18のスコアだったので、日本代表にはすごくチャンスがあります。 3x3という競技は日本が世界で戦える競技です。アメリカには元NBA選手のジマー・フレデッテがいて、そういった選手たちを倒したいし、自分たちには倒せる力がある。メダルは最大の目標ではありますが、2大会連続本戦出場出ることができれば僕の人生を変える一つのきっかけになります。一つ自信になるので本戦を決めて、その後メダルを獲るために何をしなくてはいけないかというのを次のステップにしたいと思います。 ――普段NBAを観ている方達に是非3x3の魅力を紹介してください。 落合:単純に5人制と違うのが、まず野外でプレーすることが多いです。また、DJがイケイケの音楽を流して、MCもいるのでエンターテイメント性の部分ではNBAに似ています。 大きく違うのが、攻守の切り替えの速さ。ショットクロックも12秒なので必然的にシュートに行く回数が多いし、速い。展開の速さというのはフルコートの5×5では見られないところ。あとは21点でノックアウト(試合終了)になるので、そこのスリリングな展開というのが3x3の魅力です。フィジカルもバチバチのぶつかり合いがあるのですごく楽しい。あとお客さんとの距離が近いので、すごい近距離でその迫力が見られるというのも一つの魅力かと思います。
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