【NBA Rakuten解説者インタビュー】落合知也さん「八村選手の活躍は同じ日本人として誇らしい」
現在、越谷アルファーズ(B.LEAGUE)の3人制バスケットボールプロチーム『ALPHAS 3x3』でプレイし、今年のパリオリンピックで、2021年の東京オリンピックに続く2大会連続出場を目指す落合知也選手が、4月25日(木)に「NBA Rakuten」で配信したマイアミ・ヒート対ボストン・セルティックス戦で解説を務めた。5人制、3人制の両競技でプロ経験のある3x3の第一人者に、NBA解説の感想やプレイオフの印象、八村塁や渡邊雄太への思いを聞いた。※インタビューは解説後に実施。
チーム力で勝てるのがNBAの魅力
――今回でNBAの解説は3回目となりますが、解説を通して視聴者にどういったことを伝えたいですか? 落合:まずNBAを観るファンの皆様はコアなファンの方が多いと思いますが、自分が解説することでNBAにさらに興味を持ってもらえたらいいなというのがあります。今自分は3x3をやっていますけども5人制の経験もありますし、プロの経験もあるので選手視点で見たNBA選手の考えですね。このシチュエーションではこう考えているのではないかなという予測や、見立てというのを伝えていければなという想いでやっています ――今日の試合ではヒートが勝利して1勝1敗としました。各シリーズ第2戦まで終えましたが、ここまでのプレイオフの感想を教えてください。 落合:ヒートに関しては自分としても気持ちが入りましたね。シード的にはスイープされてもおかしくないですが、ジミー・バトラーが抜けている状態なのに盛り返すのはNBAの楽しさの一つですね。個の力だけに頼らず、チーム、組織で立ち向かうというのがすごく良かった。3ポイントをたくさん打って、相手の3ポイントを抑えるというマイアミの策が見事にハマっていました。パズルを組み合わせて、ピースがガチっとハマった時の怖さがある。元々の地力の差以上のものが出た試合だと思います。非常に良かったですね。 あと個人的にレイカーズが好きなので、レイカーズが今2勝0敗で負けていて(インタビューは4月25日に実施)、第2戦もマレーにジャンパーを決められて20点差を溶かしてしまう試合がすごく残念だった。LAに帰って、ここから2戦あるので2勝2敗のタイに戻して、もう1回勝負を分からなくして欲しいと思います。昨年のリベンジというのもあると思うのでそこはプライドを持って頑張って欲しい。 ――今挙げたヒートとレイカーズ以外で注目しているチーム、または選手はいますか? 落合:セルティックスの2人、ジェイレン・ブラウンとジェイソン・テイタムに注目しています。あとはサンダーの若手集団もすごく好きですね。プレイもそうなんですが、オフコートのファッションがオシャレでそこもすごくチェックしています(笑)。