<速報>日本、イタリアから2セットを獲得してリオ五輪出場決定!
女子バレーのリオ五輪世界最終予選の第6日が21日、東京体育館で行われ、日本はイタリアと対戦、第1セットを獲得した後に、第2、第3セットを失ったが、第4セットを25-21で獲得。2セットを取ったことで、勝ち点を「12」に伸ばして、この試合の勝敗に関わらず4位以上が確定、残り1試合を残してリオ五輪出場が決定した。日本は4大会連続の五輪出場。タイ、ペルーに残り1試合で勝ち点に並ばれてもセット率で日本が上回る。 日本は、課題だったサーブで積極的に攻め、第1セットを競り勝った。第2セットの終盤からは、イタリアの17歳のエース、エゴヌの高さに戸惑い25-27で落とし、第3セットもリードを奪いながら惜しくも25-27と逆転を許したが、第4セットに入った日本は、キャプテンの木村沙織の活躍などで終始ペースを握り、最後は25-21で運命の2セット目を獲得した。日本はこの試合の勝敗にかかわらず、リオ五輪出場権を得た。またイタリアも2セットを獲得したことでリオ五輪出場権を得た。 日本は、木村の硬軟折り混ぜた技術力の高いスパイクが安定、要所で確実に得点を決めた。ミドルの島村のブロード攻撃も効果的でイタリアのディフェンスを揺さぶった。イタリアの高さとパワーに粘り強いディフェンスで日本も対抗したが、ファイナルセットは、9-15で簡単に落として試合には敗れた。 終わり方が終わり方だっただけに、選手も五輪出場に喜びを爆発させることもなく微妙な空気が流れた。 真鍋監督はコート上で「勝ちたかった。選手がよくがんばってくれた。プレッシャーのかかった試合で18人が一致団結してがんばってくれた。まずは、明日の試合に最大集中して勝って終わりたい。最後に勝って、(リオの)本番を迎えたい」と淡々と語った。 キャプテンの木村は「たくさんの応援ありがとうございました」と、ファンへのお礼からインタビューを始めた。「今日の試合は負けてしまいましたが、まず次につながり、オリンピックが決まったことにちょっとほっとしています。今日でオリンピックを決めたいという気持ちが強かった。みんなで心をひとつにして戦えました。常に守るものはないので、『攻めて、攻めて、受身になることだけはやめよう!』と、みんなで言っていました」と、さわやかな笑顔を浮かべた。そして、「今日は、紗理那 (古賀)の誕生日だったので、二十歳の記念に(五輪出場が)決まって良かったと思います」と、若きエース、古賀のバースデイを祝うサプライズ発言を続けて、場内から大きな拍手が起きた。 日本は、明日の最終戦で強豪、オランダと対戦する。