企業がスポーツを通じてみらいを担う子どもたちを支援する想いとは?〔後編〕
第5回の「くら寿司・トーナメント」は22日に決勝が行われ、関西第一代表として出場した伊勢田ファイターズが前年度王者の新家スターズ(大阪)を下し、初出場初優勝を飾るとともに京都勢初の戴冠となった。来年以降の開催へも期待が高まるなか、今後も支援を続けていくうえで、くら寿司として子どもたちに大事にしてほしい気持ちは何か。 「野球をやっている子にとって、ボランティアの方をはじめとしたサポートがあるからできていることをより実感できる大会である気がします。野球をやるにはご家族のサポートもいりますし、道具を買ったり遠征などでお金もかかるでしょう。その分、周りの大人たちに対しての感謝の気持ちを大事にして野球をやってくれると思っています。実際に子どもたちががむしゃらに野球をやる姿やプレーの様子を見ていますが、『くら寿司ありがとう!』とか、『くら寿司に行ってきたよ!』とか言うのを聞くと、やっていて良かったなと思います」 小山さんは野球大会を開催することで、子どもの将来的な人間形成にも好影響をもたらすと、副産物について言及していた。ポップアスリートカップとして18回、「くら寿司・トーナメント」と冠がついてからは5回の開催を終え、大会としての認知度も高まりつつあるなか、子どもたちにとってこの場所を目指すことが憧れになったらいいと語る。
「大会に参加することはエントリーすればできますが、ここでチャンピオンになる価値は、今すでに(ポップアスリートカップとして)18回の歴史があって高いものがあります。大会運営に関わる全ての方々のおかげで、日本を代表する学童野球大会として育っていると思うので、その価値をさらに高めていきたい。子どもたちが『くら寿司・トーナメントでチャンピオンになる!』ということを目標にしてもらえるような大会になったらいいなと思います」 過去最多の出場チームが参加し、子どもたちの目指す場所として存在感を年々増しつつある「くら寿司・トーナメント」。コロナ禍や野球人口の減少など、苦難も経験しながら大会への協賛を続けるくら寿司が、野球大会を通して将来の日本を背負う子どもたちの未来を支えていく。
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