ニキビは「ピロリ菌感染」のサイン!? 関連性が研究で判明 “大人の皮膚疾患”に要注意
今後、どのように活用できる?
編集部: 今回の研究結果は、今後どのようなことに活用できるのでしょうか? 中路先生: 今後の活用として、重症のニキビ患者をターゲットにピロリ菌の有無を調べて、陽性であれば従来の治療と併用してピロリ菌の除菌療法を施行していくことも考えられます。しかし、ピロリ菌の除菌療法自体でも皮膚疾患が出現する副作用も報告されているため、今後検討すべき課題であると考えます。
編集部まとめ
エジプトのアインシャムス大学らの研究グループは、「ピロリ菌の感染が、ニキビの有病率や重症度と関連している可能性がある」という結果を発表しました。ニキビで悩む人は日本にも少なくないため、今回の研究は大きな注目を集めています。 [この記事は、Medical DOC医療アドバイザーにより医療情報の信憑性について確認後に公開しております]
監修医師:
中路 幸之助 先生(医療法人愛晋会中江病院内視鏡治療センター) 1991年兵庫医科大学卒業。医療法人愛晋会中江病院内視鏡治療センター所属。米国内科学会上席会員 日本内科学会総合内科専門医。日本消化器内視鏡学会学術評議員・指導医・専門医。日本消化器病学会本部評議員・指導医・専門医。