今月は友人の結婚式が「3件」も! 1ヶ月で「9万円」の出費は厳しいのですが、ご祝儀を2万円に減らしても問題ないでしょうか…?
結婚式はおめでたいイベントですが、出席する側は結婚式が多いとご祝儀を出すのが負担になることもあるでしょう。結婚式が続くと出費もかさむため、ご祝儀を2万円に減らしてもよいか悩む人もいるかもしれません。 そこで本記事では「友人の結婚式のご祝儀の平均額」や「結婚式をする際に1人当たりにかかる金額」について解説します。 ▼友人からのご祝儀が「2万円」だった! これってマナー違反?
結婚式の参列者として不満だったこと、嫌だったこと、困ったこととは?
結婚式場探しのメディアを運営する株式会社トキハナが20代~40代の男女約360名に行った結婚式に関するSNS調査によると、結婚式の参列者として不満だったことのランキングは次の通りです。 1位:3万円のご祝儀が高い 2位:謎のドレスコード 3位:長時間の拘束 4位:知らない人ばかりで気まずい 5位:新郎新婦と話す時間がほとんどない ランキングを見ると「ご祝儀の負担が大きい」と回答している人が多いことが分かります。ご祝儀相場の3万円を毎回の結婚式で支払うと仮定すると、結婚式が月に3回立て続けにあった場合は9万円も必要になります。「給料が少ないのに結婚式への出席だけで毎回3万円を包まなければいけないのがつらい」など、ご祝儀額の高さに不満を持つ人が多い結果となっています。
友人の結婚式に出る際のご祝儀の平均額
続いて、友人の結婚式に出席する際のご祝儀平均額を見ていきましょう。全日本冠婚葬祭互助協会が実施した、2023年度「祝儀(結婚祝い)等に関するアンケート調査」によると、友人の結婚式に参列する場合のご祝儀の平均額は「3万960円」です。友人に対するご祝儀金額の割合をまとめたものは次の通りです。 ●3万円:83.4% ●5万円以上:6.7% ●その他:6.6% ●2万円:3.3% 友人の結婚式で5万円以上包んでいる人もいますが、友人のご祝儀は3万円が相場だといえるでしょう。
結婚式をする際の1人当たりにかかっている金額は?
友人の結婚式のご祝儀は一般的に3万円が必要とされていますが、実際に結婚式では1人当たりどのくらいの費用がかかっているのでしょうか。2023年の「ゼクシィ結婚トレンド調査」によると、ゲスト1人当たりの料理+飲み物費用は全国平均で2万700円、引出物は6000円でした。 費用を合計すると2万6700円となり、3万円のご祝儀とほぼ同じ金額となります。結婚式では、ゲストをもてなすための会場装飾や座席表、帰る際に渡すプチギフトなど、さまざまな費用がかかっていることを考えると、ゲスト1人に対して3万円以上かかっている可能性が高いといえます。 最近は「少人数コンパクト婚」など費用を抑えた結婚式も増えていますが、ゲスト1人当たりにかかる費用を考えると、友人でも3万円のご祝儀がベストだといえるでしょう。ご祝儀を2万円にした場合、新郎新婦の負担が大きくなってしまうことを考慮したほうがよいかもしれません。
友人の結婚式のご祝儀は3万円がベスト!
今回は、友人の結婚式のご祝儀相場とゲスト1人当たりにかかる費用について解説しました。 ご祝儀をやむを得ず2万円にする場合は、新郎新婦の費用負担が多くなってしまう可能性があります。新郎新婦に対する配慮を忘れずに、ご祝儀の金額を決めるようにしましょう。 出典 株式会社トキハナ 結婚式の「ご祝儀問題」20代の64%が高いと回答(PR TIMES) 株式会社リクルート ゼクシィ結婚トレンド調査2023 首都圏 一般社団法人全日本冠婚葬祭互助協会 祝儀(結婚祝い)等に関するアンケート調査(令和5年度)集計結果 執筆者:FINANCIAL FIELD編集部 ファイナンシャルプランナー
ファイナンシャルフィールド編集部