令和は老後に「4000万円」必要って本当ですか!? 5年で金額が「2倍」になっているのですが、結局いくら用意すれば安心できるのでしょうか? 少し前は「2000万円」でしたよね…?
結局私たちはいくら用意すべき?
「老後のお金がいくら必要か」は人によって異なるため、自分の人生における必要資産額を確かめる必要があります。老後2000万円や4000万円という試算は将来の貯蓄額の指針の一つとなりますが、将来のライフプランや現在の貯蓄額によっては、試算金額よりも少ない金額で賄える場合もあります。 まずは現在の自分の生活費を見直し、毎月どれくらいの支出があるのか見極めてみましょう。現在の生活費が将来の生活費になるとは限りませんが、今後のおおよその支出額の目安を把握することは重要です。現在の生活費+αが将来の生活費になると仮定して、年金で賄えない分はどれくらいになりそうかを確かめてみましょう。 結婚や家の購入など大きなライフイベントの予定を見通しておくことも大切です。大きなライフイベントがあると支出が増えるため、イベント後どのように再び貯蓄額を増やしていくかも考えておくと安心です。
インフレに負けない資産づくりを
「老後4000万円問題」を考えると気が重くなるものですが、実際に老後に必要となるお金は人によって異なります。老後も働き続ける人もいれば、早期退職で多くの退職金を受け取り、早々に老後生活に入る人もいます。ライフプランは人により異なるため、どのような人生を見通すかが重要となってきます。 自分に必要な備えさえしていれば、老後のお金で困ることも少なくなるでしょう。自分の将来に必要な金額を知り、目標を持って資産づくりに励みましょう。 出典 金融庁 「金融審議会 市場ワーキング・グループ報告書」 総務省 2020年基準 消費者物価指数 執筆者:石上ユウキ FP2級、AFP
ファイナンシャルフィールド編集部