英国 ウィンザー城のクリスマスデコレーションが完成!豪華内部を覗き見
今年もウィンザー城に、クリスマスシーズンがやってきました。王室の公式行事に使用されるステートアパートメントは装いを変え、すっかりクリスマスらしい雰囲気に包まれています。 【写真】キャサリン妃のクリスマスファッションを一挙総覧
デコレーションの中でも最大の見どころとなるのは、セント・ジョージ・ホールに設置された高さ6メートルほどのモミの木。ウィンザー・エステートの敷地内に広がるウィンザー・グレート・パークから運び出されたもので、クリスマスシーズンが終われば、再び公園の敷地内に植え戻されることになっています。 王室所有の美術品などを管理するロイヤル・コレクション・トラスト(RCT)によると、ツリートップのオーナメントは、「ガーター・スター(Garter Star)」と呼ばれるデザインのもの。そのほかホール内には、ガーター騎士団の盾も飾られています。
セミ・ステートルームの「クリムゾン・ドローイング・ルーム(Crimson Drawing Room)」には、高さおよそ4.5メートルのクリスマスツリーが置かれています。 RCTによると、ロイヤルファミリーが出席する公式行事に使用されるこの部屋は、冬季のみ一般公開されています。
ロイヤルファミリーとクリスマスツリーには、長い歴史があります。最初にツリーのデコレーションを始めたのは、国王ジョージ3世の妻、シャーロット王妃でした。当時、王妃は常緑樹のイチイの木を使用していたといいます。 その後、ヴィクトリア女王と夫のアルバート殿下が毎年クリスマスイブに城内の敷地から自分たちでツリーにする木を運び込み、家族そろって飾り付けを行うようになったことから、家の中にクリスマスツリーを飾る習慣が広まったとされています。
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